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09-05 07:26
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コクリコ坂から 映画レビュー
- 2011⁄07⁄28(木)
- 12:27
泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎

監督 宮崎吾朗
脚本 宮崎駿 、丹羽圭子
原作 高橋千鶴 、佐山哲郎
音楽 武部聡志
【映画解説】公式サイトはこちら☞
宮崎吾朗が約5年ぶりに演出を手掛けた、16歳の少女と17歳の少年の愛と友情を軸に
真っすぐに生きる高校生たちの青春をさわやかに描いているスタジオジブリ作品。
【映画レビュー】
よかった!
心にジーンときて、優しい涙がホホを伝った・・・
前作のジブリアニメ『借りぐらしのアリエッティ』では
米林宏昌監督が何を伝えたかったのかイマイチ解らなかったが
今回の『コクリコ坂から』を観て
スタジオジブリが何処へ向かおうとしているのかが
ぼんやりとではあるが、解った気がする。
宮崎駿監督が描いてきたジブリの世界は
現実とは少し離れたお伽噺的な
なんとも不思議な世界だったが
息子の宮崎五朗監督が、なのか
今のジブリが目指している世界は少し変わってきた気がする。
現実の中のともすれば見過ごしてしまいそうな
とても繊細な人と人の(アリエッティは小人でしたが)
心のふれあいや機微にスポットを当て
実写でも作れそうな世界をあえてアニメで表現している。
映画製作はロケをすればロケ地の確保や天候に
スタジオならば美術セットに小道具に、と
とにかくお金がかかる。
ハリウッド映画のように全世界での上映を踏まえて
投資家たちが投資をするようなシステムならば
巨額の資金も集められるし
その分、制作費にもお金をかけられるが
日本映画のように
限られた国での上映システムではそうもいかない。
特に本作に出てくるような
美しい横浜の朝焼けやこだわりの風景
カルチェラタンのような年代を感じさせる建物
昭和30年代の様々な乗り物や町並みや衣装など
監督のこだわりで描きたい世界を作っていったら
それだけで制作費は膨大に膨らんでしまう。
『ALLWAYS三丁目の夕日』のように
CGを駆使してロケ地代や美術セット代を
切り詰めていくのも一つの方法だが
ジブリはそれをアニメという手法で
独自の世界観を作り上げている。
(もちろんアニメもお金はかかると思いますが・・・)
私は昭和30年代前半の東京生まれだが
当時の記憶に残るオート三輪や木造長屋の町並み
その頃の横浜は知らないが
戦後の建物の面影だ色こく残る銀座や新橋あたりの風景など
休みの日に、父と母に連れられて
よそ行きを着て、銀座へお出かけした記憶がよみがえり
懐かしさに思わず目頭が熱くなった。
ストーリーも前作よりは、よくできている。
戦中・戦後の動乱期に、亡くなった親友や親戚の子供を引き取り
当然のように自分の子供として育てていた人たち。
(私の母の弟も戦争で亡くなった親戚の子供だった)
船乗りだった父に会いたいという思いからか
今も毎日“海”が掲げ続ける信号旗。
それが運命の糸となり、引かれ合うことになる“海”と“俊”
しかし思わぬ展開で、二人の間に立ち塞がるもう一つの運命
思春期の初恋を
ジブリならではのさわやかさで描ききった本作は
我々中年世代の心にも今の若者たちの心にも
甘酸っぱい感動を与え、やさしい気持ちにさせてくれる。
世の中が戦後の復興とともに高度経済成長へと
まっしぐらに突き進んでいたあの頃
若者たちは有り余るエネルギーを
自分たちが理想とする世の中を作ろう
真剣に注いでいった・・・
そんな時代の空気や人々の情熱を感じさせる
ジブリの手書きアニメの繊細な描写が
実写とはまた違う新しい世界に見る物を誘ってくれる。
主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」が
“海”と“俊”のこれからを期待させる
二人の笑顔のシーンからゆっくりと流れ出し
手嶌葵のハスキーな歌声が
ジブリのやさしいタッチの横浜の風景と相まって
心に深く沁みいってくる。
私は、同じ横浜ということもあってか
ユーミンの“海を見ていた午後”を思い出しました。
ともあれ“アリエッティ”より数段よくできている本作
ジブリの模索する新しいジブリアニメの世界に
深く共感するとともに、次はどんな世界を観せてくれるのか?
今後も大いに期待したい!
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アイ・アム・ナンバー4 映画レビュー
- 2011⁄07⁄26(火)
- 15:07
泣ける度☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎

監督 D・J・カルーソー
脚本 アルフレッド・ガフ、マイルズ・ミラー、マーティ・ノクソン
原作 ピタカス・ロア
製作総指揮 デヴィッド・ヴァルデス、クリス・ベンダー、J・C・スピンク
音楽 トレヴァー・ラビ
【映画解説】公式サイトはこちら☞
潜在的な特殊能力を持つ9人の若者たちが、自分の能力や使命さえ知らぬまま
命を狙う者から逃げ惑う日々を送るうち、やがて自分たちの能力に目覚め
その能力を発揮して、敵たちとの戦い挑むサスペンス・アクションムービー。
【映画レビュー】
『X-MEN』や『ファンタスティック4』のような
超能力ものは大好きなので、予告編を観て
ワクワクしながら観に行ってきた・・・が
のっけから異星人もの(私の中では明確な線引きがある)
と知り、ガックシ・・・
でも、観ているうちに、なかなか良くできた構成と
主人公がだんだんと自分の能力に目覚めていく様が
『スパイダーマン』や『X-MEN』にも通じるものがあり
けっこう楽しめました。
主人公のナンバー4ことジョンは惑星ロリアンの末裔で
モガドリアンの攻撃に星を滅ぼされ、命からがら地球に逃げてきた
9人の異星人のひとりだ。
地球では父ということになっている守護者ヘンリーと共に
彼らの能力が成長し覚醒するまで身を隠し続けてきた。
だが、ナンバー1、ナンバー2、ナンバー3と
次々にモガドリアンの執拗な追跡に命を落とし
いよいよ、ナンバー4の所へも追っ手が迫る。
それまではひっそりと身を隠しながら
転々と住むところを変え逃げ回ってきた生活だったが
自分の能力の覚醒とともに、迫り来る敵に
勇敢に立ち向かい、戦いを挑むことを決める
さて、ナンバー4の運命はいかに・・・?
といったあらすじ
私たちがよく知っている有名な俳優は一人も出てこないが
主人公を始めとする登場人物は、いずれも美男美女ぞろい。
主演のアレックス・ペティファーは
2006年の『アレックス・ライダー』でも
主演を務めたらしいが、この映画自体が
すみません、全く記憶にありません(w)
ナンバー6役のテリーサ・パーマーは
『ディセンバー・ボーイズ』『ベッドタイム・ストーリー』と
知る人ぞ知るファンも多い若手美人女優。
最近では『魔法使いの弟子』のデイヴの恋人
ベッキー役が記憶に新しいが
本作ではガラリとイメージを変え
炎に強い能力を持つ女として
過激なアクションに挑んでいる。
ジョンが恋に落ちる相手、サラ役のダイアナ・アグロンも
少したれ目がちのコケティッシュな魅力の美人。
あの『バーレスク』に出ていたらしいが
こちらも記憶に残らないほどの役だったらしく
すみませんが覚えていません(w)
とかく異星人が出てくるようなストーリーだと
とんでもないハチャメチャな展開や
何でもありの展開に走り
お話の内容自体が稚拙なモノが多いが
本作はストーリー、構成、展開と派手さはないが
人間的な描写も程よく盛り込まれ、なかなか良くできている。
特に的から身を隠すために一つ所にいられず
転々と名前や住む場所を変えているため
ティーンエイジャーなのに友達ができないジョンの寂しさと
親が宇宙人を追いかけて行方不明になってしまったため
変人扱いされ、仲間はずれにされている
サムの心情との対比など
異星人と人間ではあるが
最近のいじめにも通じる心理描写が
なかなか興味深かった。
順番からして期待されるナンバー5を飛ばして
いきなりナンバー6が出てきたり
残りのナンバー9までの4人の異星人たちの能力が
どんな能力の持ち主なのか?など
続編を期待させる構成に
今後が楽しみなサスペンスアクション映画だ!
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ハリー・ポッターと死の秘宝PART2 映画レビュー
- 2011⁄07⁄19(火)
- 12:57
泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎

監督 デヴィッド・イェーツ
脚本 スティーヴ・クローヴス
原作 J・K・ローリング
製作総指揮 ライオネル・ウィグラム
音楽 アレクサンドル・デプラ
【映画解説】公式サイトはこちら☞
世界的大ヒットを飛ばした“ハリー・ポッター”シリーズ映画版最終章がついに完結。
PART1に続く後編になるPART2で主人公ハリーと宿敵ヴォルデモート卿の本格的決戦により
魔法界全体を二分する壮絶な戦いがついに始まる!
【映画レビュー】
2001年以来10年間、“ハリー・ポッター”を家族4人で欠かさず観てきた
この映画を観ることは我が家の年中行事でもあり
家族のコミュニケーション手段でもあった。
第1話を初めて観に行ったとき、長男は8歳で次男は3歳
その長男も今年大学生になり次男も中学2年生になった。
ハリー・ポッターシリーズの歴史はそのまま
我が家の子育ての歴史でもあった。
そんなハリー・ポッターシリーズも
ついに完結することになった。
感慨無量の気持ちとともにもちろん、今回も前売り券を4枚きちんと購入し
期待に胸を膨らませながら観に行った。
そして、泣けた・・・!
初めて見せたスネイプの涙に泣けた!
ハリーの母リリー・ポッターの愛ある言葉に泣けた!
これ以上仲間を死なせるわけにはいかないというハリーの死の決意に泣けた!
苦渋の決断をしたドラコの母ナルシッサ・マルフォイの嘘に泣けた!
誰もが諦めたときのネビルの勇気に泣けた!
ハリーを守るため必死に戦い、次々と死んでいく仲間の魔法使いたちの勇気に泣けた!
本作はもう魔法大戦争と言うにふさわしい!
大迫力のVFX映像と見事なストーリー展開に
一瞬たりとも気が抜けない。
これまでハリーの行く先々に立ち塞がってきたスネイプが
とんでもない秘密を隠し持っていたことが
本作を盛り上げる大切なファクターだが
あの、暗くどちらかというとマイナスイメージで
性格の悪そうなスネイプがなぜそうだったのかという謎が解けて
シリーズをずっと観てきたファンみんなの
心の中のもやもやも晴れたことだろう。

昔から本当に大事な秘密は誰にも明かさず
お墓の中まで持っていくというが
普通の人ならいざ知らず
魔法使いだからこそ判ってしまうストーリー展開に
誰もが心を熱くさせられる。
まさに10年間の集大成と呼ぶにふさわしい
すべてが納得の『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』
ポッターリアンに限らずすべての映画ファンに観て欲しい大作だ!
(できれば第1話から観ると面白さも倍増します。)
惜しむらくは字幕版の2Dが選べなかったこと
最近3Dと謳いながら観てみると
殆どのシーンが2Dの映画が多いが
本作もその感が否めない。
400円多く取りたいがために
半強制的に3D上映にするのは止めて頂きたい!と
WBを始めとする大手のディストリビュータに
声を大にして言いたい!
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マイティ・ソー 映画レビュー
- 2011⁄07⁄13(水)
- 14:38
泣ける度☆☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎

監督 ケネス・ブラナー
脚本 アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
製作総指揮 アラン・ファイン、スタン・リー、デヴィッド・メイゼル
パトリシア・ウィッチャー、ルイス・デスポジート
音楽 パトリック・ドイル
【映画解説】公式サイトはこちら☞
父の怒りに触れ、地球に追放された神の世界の最強戦士ソーが、巨悪の敵に立ち向かう
マーベルコミックの人気ヒーローの一人、マイティ・ソーが活躍するアクション大作ムービー。
【映画レビュー】
いやーっ、面白かったです!
ひさびさ文句なしの娯楽超大作って感じです。
なんせ主人公が神様ですから
何が起こってもおかしくない(w)
そう言った点では「SUPER8」みたいに現実の話だと
あんな大事故で子供たちは何でかすり傷一つないの?とか
エイリアンの知能が人間より進んでいるのに
何で捕まっちゃったの?とか
いろいろ考えてしまうのですが、
相手が神様だと何でも納得できちゃうんです(w)
ただ、この映画の中では
地球からずっと離れた別の惑星系に存在する
異星人的な扱いなのに、姿形も人間とそっくりで
食べてるものまで似てたような???
でも、昔からあるギリシャ神話の神々も
容姿は人間に近かったから
そんな異星人がいてもおかしくはないのかも?
と、思ってしまうのはやはり神様だから?(w)
そして、そんな神様を演じるソー役のクリス・ヘムズワースも
無敵の神様だけに凄い肉体美なのです。
脇を固める俳優陣もそれなりに鍛えているようで
日本人の浅野忠信も頑張っていました。
神様の相手役のジェーンを演じるナタリー・ポートマンも
『ブラック・スワン』の時とはまた別の美しさで
人間なのに神様も惚れてしまうのも納得(w)
原作はこれも言わずと知れたマーベルコミックの
大人気ヒーローで、奇想天外で
なかなか面白い内容に根強いファンも多いらしい。
映画を観ていて神様でも兄弟を平等に育てないと
諍いの原因になってしまうのか?と
改めて子育ての難しさを考えさせられました(w)
日本のTVドラマや映画もそうなんだけど
米国でも最近映画のネタ基がコミック化しているようだが
文章だけではなく絵になっている方が
コミックで育ってきた若い監督たちには映画にしやすいのだろうか?
それだけ映画のスタッフたちも
何も無いところからキャラクターを作り上げていく
想像力が欠乏しつつあるのか?
ともすれ、原作が小説でもオリジナルでもコミックでも
お話の発想や構成や展開が面白ければ
映画化しても面白い映画のなるという
いい例の映画なのではないだろうか?
後は世界にムービーマーケットを持つハリウッドならではの
投資力と特撮技術を駆使して大スクリーンで圧倒し
プロモーションで宣伝しまくれば
しっかり元が取れる米映画業界が羨ましいけど
そのおかげでこんな面白い映画が観られるという恩恵に
預かっているのだから文句は言えないのだ(w)
惜しむらくは、せっかくハリウッドデビューを飾った
浅野君がもう少し活躍して欲しかったと思うが
ラストシーンの何やら続きそうな気配に
次回作での活躍を大いに期待しましょう!
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SUPER 8/スーパーエイト 映画レビュー
- 2011⁄07⁄11(月)
- 12:14
泣ける度★☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎

監督・脚本 J・J・エイブラムス
製作総指揮 ガイ・リーデル
音楽 マイケル・ジアッキノ
【映画解説】公式サイトはこちら☞
1979年にアメリカで実際に起こった事故をもとにアメリカ政府がひた隠しにする秘密と
映画撮影に夢中な映画少年たちが真実を暴く冒険と成長を描く、超大作SFムービー。
【映画レビュー】
J・J・エイブラムスの作品の中で
私が一番好きなのが『心の旅』(原題:REGARDING HENRY)だ
この作品は映画館で観て号泣した後
たまたま出張でLAに行く機会があり
その飛行機の中でまた観て涙が止まらなくなり
隣の席の外国人の女性に
奇妙な目で見られた記憶がある(W)
そのときの私の心情に
ハリソン・フォード演じるヘンリーの
心情が重なり、泣けて泣けてしょうがなかった。
J・J・エイブラムスはこの時は脚本のみで
監督はマイク・ニコルズだったが
お話がよくできていたので
とっても印象深い作品だった。
実際にJ・J・エイブラムスが監督を務めたのは
『MISSION: IMPOSSIBLE III/M:I:III』からだが
その後の『スター・トレック』も
実に見応えのある作品に仕上がっていて
監督としての手腕もかなりある人なんだな
という風に記憶している。
そのJ・J・エイブラムスがメガホンを取り
スティーヴン・スピルバーグが製作を努めるとあっては
観ないわけにはいかないなと
わくわくしながら映画館に足を運んだのだが
観終わった第一印象は「う〜む・・・」である。
映画自体は8ミリで仲間たちと自主制作の映画を作る
映画少年たちが偶然起こった列車事故から
軍がひた隠しにする大事件に巻き込まれていく
という内容だが
その主人公やヒロインの置かれた境遇や設定が
いかにも悲しみや哀れみをそそる設定で
見え見えだなぁ・・・と思いながらも
そこはやはりJ・J・エイブラムスの本なので
泣いてしまうのですが・・・(W)
監督になってからはアクションものや
特撮ものが多く、そちらも見応えはあるのだが
とにかくJ・J・エイブラムスの少年時代の思い出と
泣かせるストーリーの巧さ
プラスアクションと特撮を駆使した
娯楽超大作に仕上がっていて
もうてんこ盛り状態(W)
という印象で、その割には見終わった後の
感動がイマイチ残らないという点で「う〜む・・・」なのです。
でもヒロインのアリスを演じたエル・ファニングの
13歳とは思えない色っぽさは
思わぬところで宝物を見つけた様な感覚で
今後を大いに期待させてくれる逸材の発見に
大拍手を送りたいです!
PS エンドロールで展開される8ミリ映画は
映画少年だったJ・J・エイブラムスとS・スピルバーグが
絶対やりたかったオマケなんだろうなと
思いながら観ていました。(W)
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