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映画 『噂のモーガン夫妻 』 レビュー 

夫婦の機微を経験した大人向け?ラブコメ

泣ける度☆☆☆ オススメ度◎◎◎
噂のモーガン夫妻

監督・脚本 マーク・ローレンス/音楽 セオドア・シャピロ


【概要】
ラブコメの帝王?ヒュー・グラントと
『SEX&The City』のサラ・ジェシカ・パーカーが主演の
ちょっぴり切ない大人のラブコメ


【レビュー】
ラブコメというとなんでいつもヒュー・グラントなの?
と思わずにはいられないほど
その手の映画には彼が出てくることが多い

日本人の私にはわからないけど
外国人が見ると
典型的なアングロサクソン系ヤッピーの顔なのか?
あの手の顔が欧米の女性たちには受けるらしい?

今回は美人で優秀な
不動産会社を経営する妻がありながら
魔がさして浮気してしまう敏腕弁護士という設定

彼が演じる役は決まって
ある程度の地位を持つ役がらが多い
(これもそういうイメージなの?)

そしていつもどこかドジな部分を持つキャラ

ただいつも思うんだけど
ラブコメはその映画の描きやすさ故か
大都会でのスライスオブライフの設定がほとんどで
過去の作品が重なってしまい
特にヒュー・グラントの出演作品が多いため
いろんな映画が一緒になっちゃう?
のは私だけでしょうか・・・


でも今回は大都会から大田舎?へ
殺人犯から保護するために警察に身柄を確保される

日本の都会と田舎も
かなりギャップはあると思うが
アメリカはその比ではない

この映画のようにNYの大都会と
ワイオミングの大平原?では
まるで別の国のように環境も文化も大違い!

そんな設定もこの映画をおもしろくしている
要素の一つ


でもハリウッドの描くテキサスなどの田舎はどこか差別的で
私の好きな映画『ブルース・ブラザース』でも
テキサスのパブでブルースブラザースバンドがステージに上がると
何故か演奏前にステージ前方に金網のフェンスが下りてくる
始めはブルースを演奏するが客は大ブーイングでカントリーを要求する
カントリーのレパートリーが無いため
仕方なく知っている"ローハイド"のテーマを演奏すると、これが大受けで
ブルースは歌わせてもらえず
何度も何度も"ローハイド"のテーマを歌わされる羽目になる
やがて酔いがまわて興奮してきたテキサスの荒くれ男たちが
飲んだビール瓶などをステージに向かって投げ始める
そこでやっと金網のフェンスの意味をメンバーが理解するのだが・・・

この映画のカウボーイたちの描き方といい
ハリウッドの人たちから見るとテキサスはド田舎で
それって人種差別じゃない?と思えるような
そんなアメリカンジョークをコミカルに演出するのが
ハリウッド映画では受けるのでしょうか???

まあそれもアメリカで暮らすアメリカ人じゃないと
わからないかもしれないけど…
まあ、軽いコメディタッチのラブファンタジー映画が
お好きな方にはオススメですね!


それにしても
改めてアメリカは広いなぁ・・・と感じました


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最新映画レビュー

映画 『すべては海になる』 レビュー

本好きな人はこの映画をどう観る?

泣ける度☆ オススメ度◎◎
すべては海になる

監督・脚本 山田あかね/音楽 田尻光隆


【概要】

荒れた家庭で暮らしながらも読書を支えに生きる高校生"光治"と、
かつて本に救われた過去を持つ女性書店員"夏樹"の
本でつながっていく男女の関係や心の機微を描く

【レビュー】

『すべては海になる』という題名に魅かれ
泣けるかも?と期待して観てきましたが
泣けませんでした…


映画好きの人は本好きの人が多いと思うけど
本好きということは理屈好き?なはず
でも文学というか本をテーマにした映画なのに
なんか伝わってくるものが浅いような気がしました

映画の面白さという点でも
夏樹(佐藤江梨子)が何で本屋の店員になったのか
というエピソードのシーンや
劇中のベストセラーになった本を夏樹が書評のために
読みながら想像するシーンは
もっともっと演出で面白くできたんじゃない?
(例えば"恋の門"くらいやってもよかったんじゃない?)

まあ、この映画のスタンスがコメディではないので
あの程度だったのかも知れないけど
(その割には中途半端にコミカル表現してたので…)

でも書店員の書くポップによって
本の売り上げも大きく変わるらしく
本屋さんで日々ポップを書いている人も
それなりの文章力やコピー力がないと
売れる本も売れないんだなぁ、と以前から思っていたので
夏樹の担当する「愛のわからないひとへ」というコーナーで
ポップに少女マンガ風イラストが書いてあるところなど
なかなかリアリティがあって
監督の細かい気配りを感じました

山田監督はワイドショーのインタビューでサトエリが
“わたし、無駄にモテんです”と言っていたのを聞いて
「このコだ!」と思い起用した。と言ってましたが
サトエリのスタイルを見て近づいてくる男は99%エッチ目当てでしょ!(笑)
(悪いけどけっして性格が良さそうには見えないので…)

そういう意味でも
"モテてもそれを信じられず、どこかさびしそうに見える"
主人公・夏樹ははまり役だったかも知れません…?


総論としては終始たんたんと流れるように
展開する印象のこの作品は
柳楽優弥の持つどこか冷めた雰囲気と
佐藤江梨子のやはりどこか開き直っているイメージの二人が
主演を演じているからなのでしょうね…

だから本来もっと感情に訴えかけてくるような内容を
題材にしてるのに伝わってくるものもどこか冷めてて
私は感情移入できずに泣けなかったのかも知れませんネ?



 
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最新邦画レビュー

映画 『サロゲート』 レビュー 

近未来の描き方が物足りない!?

泣ける度☆? オススメ度◎◎
サロゲート
監督 ジョナサン・モストウ/原作 ロバート・ヴェンディティ 、ブレット・ウェルデル
脚本 マイケル・フェリス 、ジョン・ブランカトー/音楽 リチャード・マーヴィン
製作総指揮 デヴィッド・ニックセイ 、エリザベス・バンクス

【概要】

生活のすべてをロボットが代行してくれる未来社会を舞台にした
SF・アクション・サスペンスムービー

【レビュー】

SF好きの人にはそれなりに楽しめる作品だと思いますが
私はちょっとガッカリでした・・・


この映画に限らず近未来を描いたSF映画を見て
いつも違和感を感じるのは
これだけロボット技術が進んでいるのに
なんで車はそのままなの?
なんでヘリコプターはそのままなの?
なんでビルや街の建物はそのままなの?
なんで服装はそのままなの?
などなどの疑問です

サロゲート2

『ブレードランナー』が当時あれだけ
SFファンに絶賛されたのは
あらゆる部分にリドリースコット監督の
こだわりを感じたからじゃないでしょうか?
シドミードのデザインした未来カーや
とんでもないスケールの建造物
実際には映っていない街角で売っている新聞までも
未来の記事に作らせたという
リドリースコット監督くらいのこだわりを
近未来を表現するSF映画の監督は見せてほしいものです

まあ予算があるので
そこまで作り込めないというのも解かりますが
サロゲートの工場などはCGでかなりのスケールで作っていたり
サロゲートの自宅遠隔装置なども
それなりに凝って作っているんだから
もう少し建物や乗り物や服装にも
気を配ってほしかったですネ

あと、あれだけ毎日遠隔装置に寝ていたら
みんな運動不足で太ってしまうか
筋肉が落ちてガリガリになってしまうと思うのですが?
『ウォーリー』の宇宙ステーションにでてきた
太ってしまった人々のほうが
よほどリアリティがあると思います

それに自分が若くないので
よけいに感じたのかも知れませんが
若者だけしか歩いていない街のシーンは
とても不気味に見えました
まあ人間の願望や働くという運動機能などを考えて
あえてそういう表現になっているんだろうけど

キャンター博士がサロゲートを使って
グリアーに会いに来るシーンなど
若いサロゲートだと貫禄がなくて
博士といわれてもそう見えない
やはり様々なポジションに様々な年齢の人がいるほうが
世の中はシックリくるような気がしますネ


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最新映画レビュー

映画 『BANDAGE バンデイジ』 レビュー 

映画を宣伝媒体に使うな!

泣ける度×××(論外)
バンテイジ
監督 小林武史/原作 菅知香/脚本 岩井俊二 、菅知香
音楽 小林武史


この映画のブログはあまり書きたくなかったんですが
まあこういう映画もあるんだということであえて書かせてもらいました。

レンタルCD店やipodの登場以来CDが売れなくなって
ひと頃盛況を誇った音楽業界も
氷河期の時代に突入と言われているが
映画を音楽を売る媒体として使用した映画を観たのは
初めての体験だ!

岩井俊二の映画も叙情詩的な作品が少なくないが
この『BANDAGE バンデイジ』は何を伝えたいのか
さっぱりわからない?

『リリイ・シュシュのすべて』も
音楽をキーに映画とサントラを売ろうとする
魂胆が見え見えだったが
あれは映画そのものにある種のメッセージを感じた

最近はアーティストのPVも
多額の費用をかけて音楽とは全く関係のない
映画的な映像を作ったりする場合があるが
この映画は単に小林武史が
自分の作った歌を集めたCDを売るために
映画というものを媒体として使用した
長編プロモーションムービーとしか思えない?

バンドをやっている音楽少年や少女は
音楽業界の裏側を垣間見れるという点で
少しは楽しめる部分もあると思うが
メッセージ性は何も感じられないし
映画をTVや新聞広告の媒体のように扱ったことが
映画ファンとしてはゆるせない!

まあ、それほどCDが売れてないということだが
映画はエンターテインメントとして認められていて
人々に娯楽を提供するから1800円というけっして安くはない
対価を払ってもらえるのだ!
世の中の人がCMを見てお金を払うか?というと
甚だ疑問である・・・

PR活動も盛んで
パートナーに日テレが入っているのだろう?
ニュースZEROに特集を組んで取材をさせ
メイキングなどを特番で流していた



本作を観終わって劇場の扉を出ると
女子高生たちが何かを書いて壁に張っていた
見てみると、本作のポスターが貼ってあるコーナーに
[本篇で流れる"LANDS"の個性豊かな楽曲の中で
あなたのお気に入りの一曲を教えてください。]
と書かれたボードがあり
[応募方法:専用のシールを○○の上に貼ってください。]
と書かれているボードの横に
女子高生たちがご丁寧にペタペタと貼っていた

バンテージ1 バンテージ2 +バンテージ3


それを見て(ああ、やっぱりそういうことなのネ…)と
さらに腹が立ったのは私だけだろうか???

映画をこよなく愛する皆様
ご意見ご感想を聞かせてください!



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最新邦画レビュー

映画 『Dr.パルナサスの鏡』 レビュー 

CGで更に進化したギリアムワールド!

泣ける度・・・? オススメ度◎◎◎◎◎
Drパルナサスの鏡
監督 テリー・ギリアム/脚本 テリー・ギリアム 、チャールズ・マッケオン
製作総指揮 デイヴ・ヴァロー 、ヴィクター・ハディダ
音楽 マイケル・ダナ 、ジェフ・ダナ



【レビュー】

映画の中には、ストーリーや構成ではなく
ただその世界を見せつけられただけで
満足させられてしまう映画というものがあるが
まさに『Dr.パルナサスの鏡』こそ
そんな究極の映画だ!

ギリアムワールドを初めて体験したのは
1985年の『未来世紀ブラジル』だったが
まだCG技術が進んでない当時でさえ
ギリアムワールドには度肝を抜かされた
そしてCG技術の発展とともにギリアムワールドは
更に進化を遂げている!

もともとイマジネーション命!のギリアムワールド
CGが使えなかった時代は
描きたくても描ききれなかった作品も多いと思うが
CGがこれだけ映画の世界に
入り込んできた昨今は、もう鬼に金棒!(笑)
この『Dr.パルナサスの鏡』はそんなギリアムワールドを
余すことなく描いた作品といえるだろう!

でもストーリーはちょっと難解?
パルナサス博士の扱う鏡の世界で
人間の欲望や願望をテーマに
本当に大切なものは何か?を問いかけてくる
台詞まわしにもチョッと哲学的な部分も感じる作品


話題なのは主演のヒース・レジャーの制作中の突然の死
彼の急逝により危機に陥った本作品をを救った
ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウの名演技だ

観ていてストーリー展開に何の違和感もないくらい自然で
制作途中で主演俳優が亡くなったとは思えない
いや、むしろ3人が鏡の中の世界を演じ分けたことによって
余計に摩訶不思議なギリアムワールドが完成されている!
そしてヒロイン、ヴァレンティナ役のリリー・コールも
モデル出身のセクシーな胸で花を添えている
悪魔のニック役のトム・ウェイツも
歌手出身とは信じられない名演技だ!

ギリアムの描くイマジネーションの世界は
芸術的であり、もう立派なアートだ!
そんなまだ誰も見たことのない世界を
大画面で体験できるだけでも
この映画を見る価値は十二分にある!

『アバター』みたいに3Dにすれば
もっともっと不思議ワールドに引き込まれたかも???
『アリス・イン・ワンダーランド』は3Dみたいだけどネ!


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最新映画レビュー

映画 『今度は愛妻家』 レビュー

きっとあなたも夫婦の接し方を見直すはず!

泣ける度★★★★★ オススメ度◎◎◎◎◎
今度は愛妻家
監督: 行定勲/原作 中谷まゆみ/脚本 伊藤ちひろ


【レビュー】

泣きます!!
特に危機を乗り越えてきた夫婦なら
きっと泣きます!!!

でもその涙はとっても暖かい涙です


私は映画を観てよく泣きます
どちらかと言えば
泣くために映画を観に行っているようなもの

でも殆どの映画は
あるシーンや台詞で
どっと涙が出てくることが多いのですが
この映画は長い時間をかけて
ジワ~っと心に沁みてくる
そして気がつくと涙があふれている

こんな泣かせ方の映画は初めてです?
そしてその涙は悲しい涙ではなく
いや、悲しいけれど暖かい涙なんです

そして映画を見ながら
自分ならどうだろう?どうだっただろう?
と、いろんなことを考えさせられる映画なんです

若いカップルはわかりませんが
長年連れ添ってきた夫婦なら
痛感させられるシーンや台詞が
あまりにも多くて
映画を観ながら
そうなんだよ、そうなんだよ、と
何度も"俊介"に、そして自分に問いただしていました

それと薬師丸さんがいい!
『オールウェイズ三丁目の夕日』のときの
お母さん役もよかったけど
この"さくら"はリアリティがあってとってもいい!

あと、ビックリしたのは石橋蓮司さんのオカマ!
前から悪役をやらせたらこの人の右に出る人はいない
と思っていたほどファンでしたが
初めての?オカマ役にもうビックリ!!!
うまい役者さんは何を演じてもうまいんだなぁ…!
と改めて感心させられました

水川あさみも"のだめ"のイメージとは違う
ハスッパな女役をリアルに演じてましたねぇ…

あと音楽!
劇中の"夢の中へ"も良かったですが
エンディングの井上陽水の透き通った歌声が
静かに余韻を引き立たせていました

今のところ2010年のMY BEST1!

映画を観終わった後
改めて、もっと妻を大切にしようと
心に誓いました…



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最新邦画レビュー

映画 『ゴールデンスランバー』 レビュー

あなたに帰れる場所はありますか?

泣ける度★★★☆ オススメ度◎◎◎ 
ゴールデンスランバー
監督 中村義洋/原作 伊坂幸太郎/脚本 中村義洋・林民夫・鈴木謙一
音楽 斉藤和義


【概要】

巨大な組織的陰謀の罠に嵌まり、首相暗殺の濡れ衣を着せられた
宅配ドライバーの決死の逃避行をスリリングに描く逃走ムービ-


【レビュー】

私は常々伊坂幸太郎の小説の映画化は無理がある
と思っている

伊坂作品はあの独特の言葉づかいや台詞まわしのフィーリングが
今の世代に刺さるのであって
それは活字の上で創造力を膨らませられるから生きてくる
と思っている

過去に何作か映画化された伊坂作品を観たが
どれも(やっぱりこんなもんか…)と
期待以上のものには巡り合えなかった

でも、この『ゴールデンスランバー』は違った!

一言で言っておもしろい!

原作を読まずに、ただ映画として観ても
おもしろい!

それは主演の堺雅人のキャラクターが
大きく貢献しているからだろう

堺雅人はあの独特の普通にしてても
どこかニヤけた表情というか
映画の中のセリフにもあったけど
下手に出てもどこか人をバカにした
上から目線の感じが
今回の役柄と完璧にハマったのだと思う

お話自体は総理大臣の暗殺という
およそ日本ではリアリティのない内容だが
(それも伊坂ワールドなんだけどネ)
始めは本人も冗談でしょ?
というような出来事が
次第に現実となっていき
本人の意思とは別に
転がる石のように追い詰められていく様が
堺雅人のキャラそのままなのだ

さらにまわりを固める俳優人も
みんないい味をだしている

誰が何と言おうと息子を信じる伊東四朗のお父さんと
木内みどり のお母さん
淡々と任務を遂行する石丸謙二郎の刑事
ターミネーターばりの殺人マシーン的な刑事の永島敏行
頑固な花火職人のベンガル
人質になっても人の良い警官のでんでん
青柳を嵌める怪しい女がピッタリの相武紗季
何としても青柳雅春を犯人に仕立て上げようとする
警視正の香川照之
もちろん学生時代の仲間の吉岡秀隆、劇団ひとり
そして元恋人の竹内結子も

特にキルオの配役はむずかしかったんじゃない?
伊坂作品にはレギュラーになりつつある
濱田岳はかなり頑張っていたと思う
と、キャスティングに関しては
200点をあげたいくらいみんなハマってた

『ゴールデンスランバー』という題名でもわかるように
例によって音楽が大事な部分を占めてくる
伊坂ワールドも健在だ

伊坂作品ファンもそうでない人も
とにかく観た人をがっかりさせない
映画に仕上がっている


余談ですが『壬生義士伝』の吉村貫一郎役は
絶対に堺雅人のほうが合ってたと思うんだけど…


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最新邦画レビュー

映画 『(500日)のサマー』 レビュー

同じ価値観の相手を見つけるのは難しい?

泣ける度★★☆ オススメ度◎◎◎
500日のサマー
監督 マーク・ウェブ/脚本 スコット・ノイスタッター 、マイケル・H・ウェバー
音楽 マイケル・ダナ 、ロブ・シモンセン


【概要】

運命の恋を信じる草食系男とまったく信じない肉食系女が繰り広げる、
ユニークなファンタジック恋愛コメディー


【レビュー】

"恋は駆け引き"とは良く言われるが
それは恋愛関係の場合であって
ただ好きな相手には全く通じないのだ!

主人公のトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が
運命を感じて一目ぼれしてしまうサマー(ゾーイ・デシャネル)は
一定の相手と恋人関係になるのを嫌がる
ちょっと変わった?女の子
始めはトムもそんな彼女の性格を知り
無理して自分を抑えていたのだが
コピー室でいきなり彼女からキスをされて
押さえていた恋心に火がついてしまう。
あとはもう彼女の気ままな行動に振り回されっぱなし!

そんな変わったカップルの500日を描いたのが
この『(500)日のサマー』

仕事の合間になんとなく観てみたが
これがけっこうおもしろかった

始めは欧州の映画かな?っと思いましたが
ロケ地はLAだし
途中ミュージカル風の踊りもあり
ウディアレン的なモノクロインタビューの挿入あり、と
あれれ?やっぱりハリウッド映画?と思ったら
監督のマーク・ウェブはミュージック・ビデオ出身らしく
随所にセンスの光る演出がありユーモアありで
初監督作品にしてはかなり頑張ってる

LAで撮っているのに
光が英国や東海岸のようで
あのLAの強い日差しと乾いた空気は
まるで感じなかったから
始めはハリウッド映画じゃないと思ったのかも?


サマーに散々振り回されたトムは
結局振られてしまうけど
ラストに新たな恋を匂わせる出会いが…
そこにも監督のシャレが利いていて
場内も笑いに包まれてました

観終わってふと周りに気づくと
観客の80%は20~30代の女性で
『アメリ』の大ヒット以来
日本の女性はこの手の映画が好きなんだなぁ
と妙に納得した映画でした…


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映画 『かいじゅうたちのいるところ』 レビュー

絵本を題材にした大人への警鐘

泣ける度☆☆ オススメ度◎◎
かいじゅうたちのいるところ
監督 スパイク・ジョーンズ/原作 モーリス・センダック
脚本 スパイク・ジョーンズ 、デイヴ・エッガース
音楽 カレン・O 、カーター・バーウェル



原作の絵本を知らずに観た私には
ちょっと理解しづらい映画だったが
人一倍感受性の強い少年マックスの
心の中の世界を描いているんだろうなぁ?
ということは何となく理解できた

映画館で予告編を何度か見たときの印象は
怪獣たちが遊園地にいるような
着ぐるみのように見えたので
子供向けファンタジー作品?と思ったが
これは大人に"愛"の必要性を訴えるための
映画なのね、と理解した

子供はいつだって親に自分を見てもらいたい
そして褒めてもらいたい
だから
こっちを見て!ここにいるよ!光線を
いつも放っている

それが結果的にいたずらや、悪さとなって怒られても
全く見てもらえないよりはずっといい

そんな親の反応に
子供は少なからず安心するのだ!

ただ、それはあくまで子供ならではの
自己中心的な考えで
いろんな親の反応を経験して次第に相手の立場に気づき
我慢を憶え、おとなになってゆく…

『かいじゅうたちのいるところ』は
そんなガラスの少年時代の傷つきやすい心の中を
描いた寓話的映画なのだ

今読んでいる宮本輝さんの小説に
親に構ってもらえなかった子供が
ウソの咳をして周りの気を引こうとした…
というくだりがあるが
自分のことを見てもらえないと感じている子供は
おとなが思っている以上に孤独を感じている

この映画はそんな傷つきやすい子供の心を題材に
おとなたちに愛の必要性を説いている
おとな向け作品で
決してファミリーで楽しむための
ファンタジー作品ではないのです!

ただ原作の絵本を読んでいないので
絵本に描かれている怪獣たちがそのまま
あのような着ぐるみ風キャラクターに
なっているのかはわからないが
絵本を読まないで観ると
かなり変な感性の映画に観えてしまうのは
私だけなのだろうか…?


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