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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 映画レビュー

ユーモアがまったくないハリーは初めてだ・・・



泣ける度★☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
監督 デヴィッド・イェーツ/脚本 スティーヴ・クローヴス/原作 J・K・ローリング
製作総指揮 ライオネル・ウィグラム/音楽 アレクサンドル・デスプラ


【映画解説】
J・K・ローリングの世界的ベストセラー、魔法使いファンタジー小説“最終章”の映画化
第7章となる本作は、前・後編の2部作となる。
宿敵ヴォルデモート卿の復活により世界が闇に包まれていくのを
17歳になったハリーが仲間たちと、それを阻止するべく勇敢に立ち向かう。


【映画レビュー】
もはや我家の年中行事のひとつになたと言っても過言ではない
『ハリー・ポッター』シリーズ
1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』から
家族4人でずっと欠かさず観てきた。

1作目の公開年から9年も経っているとは思えないほど
根強いファンが多いのも周知の通り
今年18歳になる長男が小学校1年の時から
次男はなんと3歳の時からずっと見続けてきただけに
いよいよシリーズ完結作となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』
家族全員で楽しみにしていたのだが
完結編はPART1とPART2の2部作で
今回はその前篇にあたるPART1だけという
1回目では結果をおあずけにして次を観させるという
どこかのTV局が作る、お得意の商業主義的魂胆が見え隠れして
ちょっと引きそうになったが
我家の年中行事なので、気を取り直して劇場に駆け付けた。

ハリー・ポッターと死の秘宝2

前作にも感じたが
まわりの魔法使いの先生達はあまり変わった印象が無いのだが
主人公の3人は一番の成長期ということもあって
ずいぶんと大人になってしまった感が残念だが
(最初は3人ともかわいかったからなぁ~!)
自分の息子ももはや私の身長を越えるほど
成長しているのだから仕方がない。

今回のハリーは監督も自ら語っているように
PART1はひたすら魔法のダークな部分を描いていて
PART2はファンタジーに仕上げていると言うだけあって
いつものブリティッシュ・ジョークが殆どなく
ハリーの仲間の魔法使い達も次々と殺されていく。

しかも今回は宿敵ボルデモード側の魔法使い達がめっぽう強い!
ハリーたちはひたすら身を隠し逃げ惑うばかり?
その途中でハリーとロンは仲間割れしてしまい離れ離れに・・・
しかも大切な3つの秘宝のうちの一つである最強の杖を
ボルデモードが先に手に入れてしまう。
さてハリーたちは果してボルデモード勝てるのだろうか???
というところで結果は次回におあずけ・・・

観終わって思ったのだが、1作目からずーと観てきた
私たち家族でさえも、話のつながりがよく解らない
事前に原作本を読んでいる長男だけは
話の結末も含めて理解していたようだが
原作を読んでいなく、本作を始めて観た人には
さっぱり解らないのではないか?
せめて『エクリプス/トワイライトサーガ』のように
前回までのあらすじをダイジェスト版で
説明してくれてもよかったのでは?
特にハリーが剣を見つけ氷の湖に入って出られなくなるときに
ロンが現れるシーンは
原作本ではもっと感動的なシーンらしい・・・

それと当初3D上映だったのに急遽2D上映になってしまったことも
ハリポタファンには納得いかないようだが
我家は3Dでの字幕の読みづらさは『アバター』で懲りたので
初めから2Dで観るつもりだったから別にいいのだが・・・
3D上映は料金が高いのが原因だとか?

まあ、それでもハーマイオニーをめぐる
ハリーに対するロンの嫉妬など
思春期から大人になりかけていく主人公たちの成長ぶりが
我家の息子たちと重なって
PART2も必ず家族4人で観なければ
と帰りの電車で硬く心に誓ったのでした・・・(笑)





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最新映画レビュー

エクリプス/トワイライト・サーガ 映画レビュー

人間だったらドロドロの昼メロなんじゃネー?


泣ける度☆☆☆ オススメ度◎◎
エクリプス
監督デヴィッド・スレイド/脚本メリッサ・ローゼンバーグ/原作ステファニー・メイヤー
製作総指揮マーティ・ボーウェン、グレッグ・ムーラディアン、マーク・モーガン、
ガイ・オゼアリー/音楽ハワード・ショア


【映画解説】
人間とバンパイアの禁断の恋を描きヒットした『トワイライト』シリーズ第3弾
ヒロイン“ベラ”を守るため、一時的に手を組むバンパイアとオオカミ族のイケメンの
二人のヒーローの恋の行方は???


【映画レビュー】
仕事の後、時間があったので、その後どうなったのかが知りたくて
『エクリプス/トワイライト・サーガ』を観てきた。

第一印象は“ベラ・スワン”の煮え切らない態度に
「どっちの男にするのかハッキリしろっー!」と
キレかかってしまうほど二股思わせぶり女の話になっていた(怒)
これが民放の午後1時くらいの昼メロだったら
「許せん!この二股女!!」という非難轟々の的になりかねない
ヒロインの“ベラ”だが
好きになった二人の男が、普通の人間じゃあないから
成立する映画なのだ。(笑)

始めに好きになった“エドワード・カレン”は
人間との共存を望み人間を襲わない≪草食系バンパイヤ≫
一方エドワードと会えない寂しさを慰めてくれたことから
好きになってしまった“ジェイコブ・ブラック”は
その素性を隠し一族だけでひっそりと暮らす≪人狼族≫
しかも、ベラはバンパイヤ達を狂わせる≪独自の血≫を持っている
数少ない人間の女の子。
とくりゃ、肉食系バンパイヤたちの垂涎の的になることは必至
しかも、彼女が好きになったエドワードと一緒になるには
彼女もバンパイヤにならなければならない。
そうなると彼女が求める一番の対象がエドワードではなく
“人間の血”になってしまう可能性が高い
でも、人狼のジェイコブと一緒になれば
彼女は人間のままでいられる、という
彼女にとっては人生を掛けた一大決心のしどころなのだ!
しかも、今回は肉食系バンパイヤ達の魔の手が
すぐそこまで迫っている
エドワードとジェイコブは彼女を取り合っている場合じゃない
とにかく、肉食系バンパイヤ達から彼女を守らなくては
彼女を自分のモノにすることすらできないのだ!

という、人間の設定じゃないからこそ成り立つ
超三角関係の青春恋愛映画『エクリプス/トワイライトサーガ』
主役の3人以外にも多くの美女やイケメンが出演していることも楽しみ方の一つ
(私は個人的に“ロザリー・ヘイル”役のニッキー・リードがタイプです)

一つ感心したのは、今までの2話を観ていなかった人たちのために
冒頭に今までの内容を3分にまとめたダイジェスト解説版があり
しかも解りやすくするために(時間節約かも?)
親切に吹替えで説明してくれている。

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』にも
こういう親切さが欲しかったですなー!
(1話からずっと観ている私にも解り辛かったヨ)

でも意外と“トワイライト”ファンはいるようで
平日の16:00くらいの回だったけど
気づいてみると、まわりは高校生のカップルだらけでした・・・





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最新映画レビュー

ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ 映画レビュー

悲しみを知らなければ本当の愛は唄えない



泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
ノーウェアボーイ
監督サム・テイラー=ウッド/脚本マット・グリーンハルシュ/原作ジュリア・ベアード
製作総指揮マーク・ウーリー、テッサ・ロス、クリストファー・モル、
ジョン・ダイアモンド、ティム・ハスラム
音楽ウィル・グレゴリー、アリソン・ゴールドフラップ


【映画解説】
1950年代のリバプールを舞台にザ・ビートルズに入る前のジョン・レノンを描く
厳格な伯母と奔放な実母との間で思い悩み、やがて音楽的才能を開花させていく
青春伝記ムービー


【映画レビュー】
20世紀が生んだ不世出のロックバンド “ザ・ビートルズ”
その数々の名曲のほとんどが
ジョン・レノンとポール・マッカートニーによるものなのは周知の知るところだ。

彼らの作る曲には“愛”を唄ったものが多いが
この映画を観た人にはその訳がわかるだろう
『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』
ビートルズを作る前のジョン・レノンの青春時代を描いた伝記映画だ!
ビートルズ解散後ソロになってもジョン・レノンが
ずっと“愛”を歌い続けたその理由が、本作には散りばめられている。


ジョンとポールのふたりの間に共通していたもの
それは両親、特に母に対する深い“愛”だろう
本作を観て初めて知ったのだが
二人とも早くに母を亡くしているのだ。

ジョンは本作で解るようにポール達とバンドを組んだ後の
17歳で母を亡くしているが
ポールはジョンに出会う以前の14歳の時、すでに乳癌で母を亡くしている。
“レノン&マッカートニ―”二人の作る歌に“愛”を唄ったものが多いのは
共通の哀しみをお互いに理解し合える二人の思いが自然と歌に表れたからではないか?
そして二人が生涯、追い求めていたものも“愛”だったのではないだろうか?

それは、二人が選んだパートナーに対する深い愛情表現にも顕著に表れている。
ジョンは7つ年上のヨーコに、ポールはひとつ年上のリンダに
妻であると同時に母としての“愛”を求めていたのではないか?


幼いころから両親の離婚により伯母の“ミミ”夫妻の下で育てられたジョン
音楽と言えばクラシックしか聴かず、躾に厳しい厳格な養母の“ミミ”と
ダンスやロックンロールが好きで自由奔放な性格の実母“ジュリア”
16歳の時、やさしかった伯父の突然の死で
葬儀に参列した“ジュリア”と11年ぶりに再会するジョン。

それまで気にもしていなかった実の母の存在が急に気になり始め
多感期のジョンはミミに内緒でジュリアの家を尋ねる。
姉のミミとの約束で、会いたくても会えずにいたジョンの突然の訪問を
心から喜ぶジュリアは、11年分の愛情を取り戻すかのように注ぎ込む。
そして生来陽気な性格のジュリアは生真面目なジョンに
ダンスやバンジョーの弾き方を教え
クラシックだけではない音楽の楽しさを教える。

ジュリアの影響でそれまで模範生徒だったジョンは
酒やタバコを覚え、髪をリーゼントにし
エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリー、バディ・ホリーといった
アメリカのロックンロールに夢中になっていき
1957年3月、仲間とビートルズの前身になるスキッフルバンド
「クオリーメン」を結成する。
その年の7月6日にウールトンのセント・ピーターズ教会で行なった
クオリーメンのコンサートで友人の“アイヴァン・ボーン”の紹介により
生涯のゴールデンコンビとなるポール・マッカートニーと出会う。
その翌年バンドメンバーになったポールの紹介でジョージ・ハリスンが加入し
クオリーメンの人気は一気に高まっていく。
しかし、その年の7月15日、実母ジュリアが
非番の警察官が運転する車にはねられ亡くなってしまう。
ジュリアの死は、ジョンのその後の人生に大きな影響を与え
すでに母親を乳癌で亡くしていたポールとの友情を固める要因にもなったという。



幼いころから他の家とは違う育ての母との生活
多感期に再会した実母のやさしさに触れ
なぜ自分はこの母と暮らせなかったのか?
その二人の母の相反する“愛”に悩み苦しんだ末に
真実を知ろうともがき葛藤するジョン。
そして、その原因のすべてを知った時
ジョンを救ったのも、やはり二人の母の深い愛情だった。

ジョンの歌うすべての唄は、そんな二人の母の愛に応える
永遠のラブソングなのだ・・・


10代に実の母を失うという同じ悲しみを経験しているジョンとポール
オノ・ヨーコが原因で不仲になったと言われているポールとの関係も
二人は晩年、修復をしている。
「ポールの悪口を言っていいのは俺だけだ。他の奴が言うのは許さない」と
ハリー・ニルソンや秘書・メイ・パンにでさえ、
ポール・マッカートニーの悪口を言うことは許さなかったというジョン
またジョンは
「自分は人生のうちで2回すばらしい選択をした。ひとつはポール、もうひとつはヨーコだ」
とも言っているジョン

“レノン&マッカートニー”の名曲の数々が多くの人を魅了したのは
そんな、二人でなければ解らない深い悲しみから生まれた“愛”を奏でる メロディと詩だからなのだろう・・・


もし実母“ジュリア”がジョンにバンジョーを教えていなかったら
バンドのコンサートでポール・マッカートニーと出会わなかったら
ジョンの心の叫びを唄にしていなかったら
あの“THE BEATLES”は生れていなかっただろう・・・
ジョンがジュリアの音楽的な才能を引き継いでいたのは
本作を観れば誰もがうなづける。

ビートルズ世代はもちろん、そうでない世代でも
“THE BEATLES”の音楽が好きな人には
いや、好きではない人にもぜひ観て欲しい
真実の“愛”をテーマにした青春ムービーの傑作だ!



余談だが、私が大学2~3年の1978年ころ
美術学科の夏季研修で軽井沢にいったとき
旧軽井沢の道でジョンとヨーコにばったりと出会っている。

そのときはビートルズの熱烈なファンでもなかったし
まさか、その何年後かに射殺されるとも思っていなかったので
別段、サインも握手も写真も撮らずに「あっ、ジョン・レノンだ」と
ただ、眺めているだけだったが
今にして思えば、もったいない事をしたと
後悔している今日この頃だ・・・





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