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僕が結婚を決めたワケ 映画レビュー

イケメンが一人も出てこないリアルなラブコメ?


泣ける度☆ オススメ度◎◎
僕が結婚を決めたワケ
監督 ロン・ハワード
脚本 アラン・ローブ
製作総指揮 トッド・ハロウェル 、ヴィクトリア・ヴォーン 、キム・ロス
音楽 ハンス・ジマー 、ローン・バルフェ


【映画解説】 公式サイトはこちら⇒
プロポーズを決意した40歳の男が、親友の妻の浮気を見てしまい
それを話すべきか否かやきもきする姿をベテランヒットメーカー
ロン・ハワード監督がユーモラスに描くアラフォーラブコメ


【映画レビュー】
普通、ラブコメ映画といえば
イケメンの俳優と美人女優が
何かのきっかけで恋に落ちたりして
その俳優や女優ファンが
「○○様が出ているから、取りあえずチェックしなくちゃ!」
的な動機で観に行き
「やっぱり、かっこいいわ~」
「私もあんな恋がしてみたい!」
とか思ってしまうのが、よくあるパターンだが
この映画はそんな期待を見事に裏切ってくれる(笑)


そもそも、この映画は本当にラブコメなのか?
という疑問がまたしても邦題のミスマッチから感じるのだが
原題は『THE DILEMMA』で、文字通りあの“ジレンマ”
内容を観ても監督の描きたかったことは、そっちのほうがシックリくる。

あらすじは、大学時代からの親友
ロニー(ヴィンス・ヴォーン)とニック(ケヴィン・ジェームズ)が
シカゴで車のエンジンデザインの会社を営んでいるのだが
ロニーが恋人のベス(ジェニファー・コネリー)に
なかなかプロポーズしないのを
ニックとジェニーヴァ(ウイノナ・ライダー)夫妻が
ずーっと、やきもきしている。
そんなとき、ロニーの営業力とプレゼンが功を奏し
二人の考える理想の電気自動車で
大手の自動車会社の契約が取れそうになり
エンジン設計に張りきると同時にプレッシャーを感じるニック。
この成功を機にドラマチックなプロポーズをしようと決意したロニーは
候補場所の植物園に交渉に行った矢先で
なんとジェニーヴァの浮気現場を目撃してしまう!
親友の妻の浮気現場を目撃してしまったロニーは
それをニックに言うべきかどうかひとり思い悩む
だがニックは新しいエンジンの設計に追われ
胃を痛めながら取り組んでいる毎日で
大事な仕事を成功させるためには
とてもそんな話はできそうもない。
ジェニーヴァも同じ大学時代からの友達だからと
ジェニーヴァに会って忠告をするロニーだが
「夫婦の問題に口を挟むな!」と一蹴されてしまう。
そればかりか、大学時代のたった一度のロニーとの関係を
ニックにばらすと逆に脅され唖然とするロニー。
ジェニーバの友達でもあるベスにも言えず
一人でどうするべきかやきもきするニック・・・

と、あらすじを読んでいただければわかるように
親友どうしのお互いの“ジレンマ”を描いた作品なのだ。

邦題の『僕が結婚を決めたワケ』は
結局、映画をみても解らないし
主人公の二人の男優は全然イケメンじゃない
40代のメタボ体型のおっさんで
監督のねらいなのか?今のアメリカの現実をリアルに描くと
こんなになっちゃうの?という映画なのである。

ただ、女優陣は監督の趣味なのか?
“ジェニファー・コネリー”“ウイノナ・ライダー”と
美女二人が演じているので
かろうじてラブコメとして鑑賞に堪える作品になってはいるが・・・


親友のニックのためにジェニーバに詰め寄り
すべてをニックにばらすと言うロニーの前で
そんなことをしたら「学生時代の関係をもとに
ロイに肉体関係を迫られていて、どうしていいか判らない」と
ニックに言うわ、と泣きながら演技するカフェのシーンは
女の怖さを見せつけられたようで正にリアル!


若い時は可愛かったウイノナ・ライダーは
年齢からくる頬のコケ具合のせいか
夫婦生活の不満から、浮気してしまう悪妻を演じるにはリアルだったけど
とても40歳とは思えないジェニファー・コネリーは
『フェノミナ』の時から変わらず、いつまでも美しくて
彼女が出ていなかったら絶対に観ていない映画でした(笑)




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最新映画レビュー

愛する人 映画レビュー

母と娘の絆と背負わされた十字架


泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎
愛する人
監督・脚本 ロドリゴ・ガルシア/ 製作総指揮 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
音楽 エドワード・シェアマー


【映画解説】 公式サイトはこちら⇒
生まれたばかりの娘を手放した母と生まれてすぐに里子に出された娘
37年間互いを知らずに生きてきた母と娘の運命とそれに纏わる
不思議な絆を綴ったヒューマンドラマ


【映画レビュー】
原題は『MOTHER AND CHILD』
文字通り母と子の物語だ

私は父親なので子供に対する感覚は
母親である妻とは違うと思うが
それでも生れたばかりのわが子を
何らかの理由で手放さなければならず
別々に生きていかなければならなかったら
やはり本作のカレン(アネット・ベニング)のように
いつも心のどこかでわが子の事を
気にしながら生きていることだろう・・・


私たち夫婦もルーシー(ケリー・ワシントン)夫妻のように
結婚後8年間も子供ができず
諦めて養子を貰う話を妻が言い始めた矢先
突然、子宝に恵まれた

その時の喜びといったら
とても口では言い表せないくらいの嬉しさで
無信仰の私が、思わず神に祈ったほどだ

生れた息子は毎日のように
私の胸の上で
私の心臓の音を聞きながら、安心して眠ってしまい
そんな息子の寝顔を見ながら
至福のひとときを味わったものだ

あの幸福な時間は
子供が好きで、子供をずっと待ち望み
待望の子供を授かった人にしか解らないのではないか?

その子供との幸せなひとときを
まったく味わえずに
離れ離れにさせられてしまったカレン
届くはずの無い娘への手紙を
毎日書き続けるカレンの気持ちは
察して余りあるものがある

里子に出されたエリザベス(ナオミ・ワッツ)も
自分の親がどんな人なのか
ずっと思いめぐらせながら生きてきたのだろう・・・
ときには哀しみ、自分を捨てた親を恨んだかも知れないが
それを通り越し自分も親になる年齢に達したときは
本心から実の親に会いたかったに違いない

その辺の心理描写をロドリゴ・ガルシア監督は
実に上手く演出している

母の愛を知らずに生きてきたエリザベスは
あえて結婚もせず家族は作らないように
米国では受けられない卵管結紮手術を受けていた
それなのに何の因果か妊娠してしまう

成功した弁護士というキャリアと
未婚の母となってしまうことを考えると
当然、堕胎するだろうと手術の手配をする会社の担当医に
怒りをぶつけるエリザベスの複雑な気持ち

自分を堕胎せず生んでくれた母親と
同じ気持ちを知りたくて
医者から安全な帝王切開を勧められても
あえて危険な自然分娩を選んだエリザベスの気持ちは
痛いほど伝わってくる


子供は3歳までは親のエネルギーを吸収し
3歳以降は、そのエネルギーを発散しながら育つらしい
だから、小さい時に子供と離れてしまうと
親は吸収されたエネルギーを取り戻すことができずに
グッと老け込んでしまうという・・・

自分の肉の一部として
十月十日もの間、おなかの中で大切に育てた命
その命と別々に生きていかなければならない運命
母と娘が背負わされた十字架の重さは
アレハンドロ・ゴンザレス色ならではだ


子供と一緒に生きてゆきたくても、生きられない母
子供が欲しくてたまらないのに、授からない母
母にとって子供とは?
子供にとって母とは?
そんな母と子の絆や心理描写を通して
改めて命の大切さ、愛情とは何か?を考えさせられる
涙なくしては観られない
永遠のテーマの秀作映画だ!


※P.S
映画の中にナオミ・ワッツが裸で、自分の大きなお腹を
愛しそうにさするシーンがあるのですが
最近の特殊メイクは凄いなぁと思っていたら
なんとその時のナオミ・ワッツは実際に妊娠していて本物だったんですね!
そんな体で本作に挑んだナオミ・ワッツの意気込みも
本作をすばらしい作品にしているのだと思います。




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最新映画レビュー

ソーシャル・ネットワーク 映画レビュー

傷ついたプライドと孤独から生まれたSNS


泣ける度☆☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
ソーシャルネットワーク
監督 デヴィッド・フィンチャー/脚本 アーロン・ソーキン/原作 ベン・メズリック
製作総指揮 ケヴィン・スペイシー/音楽 トレント・レズナー、アッティカス・ロス


【映画解説】 公式サイトはこちら⇒
ハーバード大学在学中に世界最大のSNS「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグ
その誕生にまつわる様々なエピソードを描いた伝記ドラマ


【映画レビュー】
全国の秀才たちが目指すT大学
その学生や卒業生たちに共通するとよく言われるのが
「日本一の教育を受けてきた自分たちが、間違っているはずはない」
という独自の自信とプライド。

私のような凡人には、彼らの考え方も価値観も
たぶん一生、理解できないのではないかと思う。

本作の主人公マーク(ジェシー・アイゼンバーグ)も
その種の価値観を持つ、天才学生の一人だと思う。
名門ハーバードでトップの成績を持ち
自分がいかに優秀かまくし立てた挙句、彼女に振られたマークは
酒に酔った勢いで大学内のコンピュータに侵入し
全女子学生を比較し、よりセクシーな方を選ぶ
“フェイスマッシュ”というサイトを一晩で立ち上げ
たった2時間で22000アクセスを稼ぎ出して
ハーバード大学全体のシステムをクラッシュさせてしまう。

一躍、ときの人となったマークだが
その結果、ハーバード大学の全女学生を敵に回してしまい
酔いに任せてブログに書いた彼女の悪口も見られてしまい
彼女との関係は最悪の状態に・・・
ただでさえ人付き合いが苦手で友達の少ないマークは
ますます孤立する。

だが彼の才能に目をつけたエリート候補の先輩学生たちが
(米国のエリートは知力と体力を兼ねていることが必須らしい?)
ハーバードの名簿を利用して友達の輪を広げ、エリート人脈作りに利用できる
新しいサイトの話を持ち込んでくる
それが世に言う“フェイスブック”の始まりだ。

ただ、マークは先輩たちの言う事は聞かずに
ルームメイトのエドゥアルドに資金援助させ
自分たちだけでthefacebook.comを立ち上げてしまう。

やがて、そのサイトを見た
すでに“ナップスター”という音楽サイトで成功し
ネットビジネス界の寵児となっていたが
全米レコード工業会からの著作権裁判で負け
巨額の賠償金を抱えていたショーン・パーカーが
それを一気に挽回するチャンスとばかりに、マーク達に近づいてくる。
CDを売れなくした伝説の超有名サイトの創始者ショーンに認められたことが
マークの自尊心を更に勇気づけ
ショーンに勧められるまま、大学を中退して西海岸へと渡り
フェイスブックに専念する道を選ぶ。

ショーンの考え方に共感したマイクは
彼の紹介で“フェイスブック”をシリコンバレーのIT関連の投資家たちに売り込み
潤沢な資金を基にショーンと組織を拡大させてゆく。
そして、ついにフェイスブックは100万人を突破する巨大サイトへと進化してゆくが
その陰には、裏切り、やっかみ、嫉妬、権力争い、の末の代償が待っていた。


天才ハッカーから10億ドル企業のCEOへと一気に上り詰めたマークの情熱の源
それはプライドを傷つけられたというとてつもない怒り
そして5億人と友達になれる巨大サイトが生れた理由は
人付き合いが下手な彼がいつも感じていた孤独感
彼が他人を気遣い思いやる心を持ち、たくさんの友人を持っていたなら
このサイトは決して生まれなかったろう・・・

それはたぶん、T大学の学生たちにも通じる
ある種の自信とプライド
自分と同等かそれより上の能力しか認めず寄せ付けない独自の価値観
心で通じ合える友ができないという寂しさが
本名で登録し知らない人でも5億人と友達に慣れる
フェイスブックというまったく新しいSNSサイトを作り上げたのだ。

ルームメイトで初期の共同経営者でもあるエドゥアルドに
6億ドルの訴訟を起こされたのに
マークは大切な友を裏切ったとは感じてなかったのかも知れない?
フェイスブックというサイト自体に
とてつもない可能性を感じていたマークやショーン
反対に広告を入れないと利益は生まれないと思っていたエドゥアルド
商品化することはフェイスブックの価値を殺すこと
だから、ああするしかなかったのだと平然と語るマイク
二人を決裂させた理由は
一言でいえば価値観の違い?


富、権力、社会的地位、知識、アイデア、友情、愛情・・・
人それぞれに、一番たいせつにしているもの、価値を感じているものは違う
天才と言われる人たちは、何をたいせつにしているのか?
日本でも実際にX世代といわれる、IT分野で巨万の富を築き
六本木ヒルズ辺りに暮らす人たちが、手に入れたもの、失ったものは計り知れない?


デヴィッド・フィンチャー監督の
リアルさを追求するために計算された猛スピードのセリフ回しの応酬
今の米国を象徴する、人付き合いは苦手だが孤独はもっといやだ
という想いから広まった、SNSというPCを相手に語るシステムの光と影
天才ハッカーが最短距離で250億ドルの資産価値を持つ
ネットビジネス会社のCEOへと上り詰める
現代ならではのシンデレラストーリー


本当にたいせつなものとは何なのか?を
改めて自分自身に問いかけるきっかけとなった
貴重な映画だった・・・





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