トゥルーグリッド 映画レビュー

本当の意味での“真の勇者”とは・・・


泣ける度★★☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
トゥルー・グリッド
監督・脚本 ジョエル・コーエン 、イーサン・コーエン
原作 チャールズ・ポーティス
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、ロバート・グラフ
デヴィッド・エリソン 、ポール・シュウェイク 、ミーガン・エリソン
音楽 カーター・バーウェル


【映画解説】公式サイトはこちら☞
コーエン兄弟が初めて挑んだウェスタン・ヒューマンドラマ
製作総指揮をスティーヴン・スピルバーグが努め
殺された父親の仇を取るべく伝説の保安官との追跡の旅を描く。


【映画レビュー】
トレーラーを観たときから気になっていた
コーエン兄弟とスピルバーグが作った西部劇
『トゥルーグリッド』をついに観てきた。
今までのハリウッドウェスタンとはどこか違い
コーエン兄弟らしさが散りばめられた
なかなか面白いウェスタンに仕上がっていた。


物語は父を殺して金貨を奪い逃走した元使用人を
父の敵を討つために“トゥルーグリッド”と呼ばれる
伝説の保安官を雇い復習の旅に出る話だが
その伝説の保安官ルースター・コグバーン役に
酔いどれ中年を演じさせたらこの人の右に出るものはいない
『クレイジー・ハート』のジェフ・ブリッジス
ルースターと一緒に犯人を追うことを頑として譲らない
勝ち気な14歳の少女マティ役には
長編映画初出演となるヘイリー・スタインフェルド
そこに別件で同じ悪党を追うテキサ・スレンジャーの
“ラビーフ”マット・デイモンが加わり
先住民の居留地に逃げ込んだ悪党たちを追
う 波瀾万丈な復習の旅が展開される。

コーエン作品を見ていつも思うのは
画角と映像の美しさだが
本作も期待に違わぬ大胆なアングルと美しい映像が
観客の“映画を観た”という満足感を思う存分満たしてくれる。

特にガラガラヘビに咬まれたマティを救うべく
荒野のど真ん中から夜通し馬を走らせて医者のいる
民家のある場所までたどりつくシーンは
月灯り中を駆け抜ける人馬のシルエットが
まるで絵画のように美しく
観る者を別世界へと引きずり込んでしまう。
普通ならグロくなりがちな悪党どもの残虐ぶりも
なぜかコーエン兄弟の手にかかると
サラリと受け流せるから不思議だ。

アメリカ大陸の広大な荒れ果てた大地を
見つけられるかも判らない父の敵を追う少女と
その少女に雇われた飲んだくれ保安官
ほんの些細なことがきっかけで
ちっぽけな人間の命など、あっという間に消えてなくなる
だが助かる可能性のある命はどんな無理をしても助ける
本当の意味での“トゥルー・グリッド”(真の勇者)とは
通り一遍の優しさなどではなくても
いざという時に体を張れる
強い意思と精神の持ち主のことなのだと
この映画を観て思い知らされた。

映画のラストの25年後の少女の姿が
飲んだくれ保安官ルースターを真の勇者と認めたことを
証明しています。





ためになったらポチっとね!
人気ブログランキングへ ブログランキング blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ
関連記事
スポンサーサイト
category
最新映画レビュー
genre
映画
theme
映画情報
Relation Entry