X-MEN:ファースト・ジェネレーション 映画レビュー

なかなか奥の深い極上エンタテインメント


泣ける度★★☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
X-MEN
監督・脚本 マシュー・ヴォーン
脚本 ジェーン・ゴールドマン
製作総指揮 スタン・リー 、タルキン・パック
音楽 ヘンリー・ジャックマン


【映画解説】公式サイトはこちら☞
ご存知マーベルコミックスの代表作「X-MEN」の起源に焦点を絞り
第一世代のミュータントたちの苦悩や成り立ちをVFXアクションと
奥の深いストーリーで描いたSFアクションムービー


【映画レビュー】
X-MEN 原作は言わずと知れたマーベルを代表する
アメリカンコミックだが
本作はその起源を描いた原点とも言うべき作品。
しかもその内容がなかなか深い!

最強のテレパス、若き日のプロフェッサーXと
こちらも若かりし頃のマグニートの運命的な出会い
だが同じミュータントでも彼らの育ってきた境遇は全く違う
チャールズ(プロフェッサーX)は
裕福な家に生まれ名門大学に通いながら
自分に備わった特殊能力を研究しつつ
自分のようなミュータントを世間の迫害から守り
仲間たちを保護してきた。
一方、ナチスの収容所で母を殺されその怒りとともに
特殊能力が覚醒していったエリック(マグニート)は
復讐を心に誓い一人で生き抜いてきた。

チャールズはそんなエリックの悲しみに満ちた心を読んで
彼を救おうとし、二人の間に友情が芽生える。

折しもキューバ危機に乗じて
第三次世界大戦を起こそうとする
エリックの仇で元ナチのミュータント
“セバスチャン・ショウ”の企て阻止するべく
人類の味方になって救おうとするチャールズ
エリックも同じ気持ちで戦ってたと思ったのだが
エリックの目的は違った。

しかもショウを抹殺し、こと無きを得た人類が
次に狙ってきたのはエリックが言っていたように
なんと人類の危機を救ってやった
自分たちミュータントだった・・・

と、あらすじはこんな感じだが
映画を観ていて、ふと思った
これはミュータントという特殊な能力を持って生まれた
人類の進化形?を題材にしてはいるが
人種差別の激しい人種の坩堝アメリカという国に対する
いや、地球に住む人すべてに対して
警鐘を鳴らしている映画なのではないか?と・・・


人は自分たちと違った形で生まれてきたり
自分たちとは違う能力を持って生まれてきたりするモノを
とっても怖がり排除しようとする。
それは一種の種族保存本能なのだろうけれど
ミュータントに限らず現代社会にも
そういった人たちは数多く存在する。
人々はそれをハンディキャッパーという言葉で
ひとくくりにくくっているが
もしかしたらそれは
人類が進化を遂げる前触れかも知れないのだ。

実際にハンディキャッパーと呼ばれる人の中には
極端に聴覚が発達した人や
常人にはない色彩感覚にあふれた絵を描く人
トランプの数字をパッと見ただけで覚えてしまったり
計算能力が突出した人が存在する。

そんな人たちと共存し
新しい進化の形を見極めていかなければ
めまぐるしく変化する地球環境の中で
人類は存続できないかも知れない?

本作の中でもエリックがミスティークに言う
「自分を隠そうとするな、変異にプライドを持て」
という台詞が、とても印象的だ。

奇しくも先の福島原発事故による放射能汚染の影響で
10年後20年後に生態系に変化が生じる可能性も無いとは言えない今
人類は自分たちとは違うものを持った異分子を
差別したり避けたり排除するのではなく
いかに共存していくべきか?を
考えなければからない。という裏メッセージを
この映画は訴えているのかも知れない。





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