オブリビオン 映画レビュー

謎に満ちたストーリー展開と緻密な映像マジックに酔う


泣ける度☆☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
オブリビオン
監督/原作 ジョセフ・コシンスキー
脚本 カール・ガイダシェク、マイケル・デブライン
製作総指揮 デイヴ・モリソン、ジェシー・バーガー、ジャスティン・スプリンガー

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2077年エイリアンからの攻撃を受け壊滅した地球を舞台に繰り広げられる
壮大なSFサスペンス超大作ムービー


【映画レビュー】
観終わって最初に出た言葉は「う〜む、完璧だ!」でした。

『トロン:レガシー』のジョセフ・コシンスキー監督が作る
人工的に作られた世界ではないSF超大作
という前情報に、かなり期待して観に行ったけど
これがなんと大正解でした!

『トロン:レガシー』でもあれだけの世界観を作り上げた
想像力はただ者ではない感を漂わせていましたが
今作でもそのクリエイティビティを存分に発揮させ爆発させた(w)
と言ってもいいくらい完璧な映像美です。

物語の想定は2077年エイリアンの攻撃を受けて壊滅した地球が
舞台となって展開していきますが
冒頭から何やら謎めいた進み方に、ホラー映画を思わせるドキドキ感や
サスペンス映画のワクワク感で観客を独自の世界に引き込んでいく
新しいタイプのSF映画になっています。

人によっては冒頭から中盤までの展開は
退屈さを感じるかもしれませんが
後半からの立て続けに起こる思いもよらぬ展開に
冒頭の部分が効いているんだなと
後から気づかされる憎い演出
私はマイケル・チミノ監督の『ディア・ハンター』で感じた
あの前半と後半とのギャップによる演出効果を本作にも感じました。

作中に登場するスカイタワーやバブルシップなど
『ブレードランナー』のシド・ミードのデザインに
勝るとも劣らない完璧なデザインで
そのすべてが監督自ら考案したり構想を練っていたものらしく、
コシンスキー監督の想像力には改めて感心させられます。

主演の“トム・クルーズ”も
50歳という年齢を感じさせない鍛え上げられた
肉体美と自らこなしているスタントアクション
次第に明らかになってゆく謎と共に変わっていく表情の演技など
さすが30年以上のキャリアを持つ正統派俳優の魅力を
存分に見せつけています。

映像面でも新しい挑戦が随所に見られます
まず劇場用長編映画では初となるソニーの4K出力対応カメラ
CineAlta F65を使用し、圧倒的な景観はもちろん
人物の肌の色や他の色彩表現にも、かなりの拘りを持って撮影されています。

中でも地上1000mに浮かぶスカイタワーから見える空は
あえてブルースクリーンを使わず
スカイタワーそのものをほぼ全面ガラス張りにし
そこから見える空はハワイのマウイ島のハレアカラ火山の
登頂3000mから実際に変化してゆく空を撮影したものを
14m×174mのスクリーンに20台のHDプロジェクターと
34のビデオフィードで映し出されたものらしく
とても気持ちのいい映像にのっけから圧倒されます。

ロケ地もアイスランドを選び
その空気感や荒涼感が
エイリアンによって壊滅的な被害を受けた地球という設定に
より一層のリアリティを加えています。

他にもオデッセイ号墜落現場のシーンでは
フライング・カムが駆使されており
空を飛び回るドローンの目線からのスピード感は
特筆ものです。

とにかく、役者、ストーリー展開、演出、美術、映像美など
どれをとっても完璧で、
我々の想像を遥かに超えたSFサスペンス超大作にし上げられています。

音楽は特に話題になっていませんが、エンドロールに流れる美しいピアノ曲も
『ブレードランナー』の“Memories Of Green”を
彷彿とさせる出来だと私的には思うんですが・・・

というわけで私としては『クラウドアトラス』に続き
ぜひとも観ていただきたいSF映画です!




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