映画 『かいじゅうたちのいるところ』 レビュー

絵本を題材にした大人への警鐘

泣ける度☆☆ オススメ度◎◎
かいじゅうたちのいるところ
監督 スパイク・ジョーンズ/原作 モーリス・センダック
脚本 スパイク・ジョーンズ 、デイヴ・エッガース
音楽 カレン・O 、カーター・バーウェル



原作の絵本を知らずに観た私には
ちょっと理解しづらい映画だったが
人一倍感受性の強い少年マックスの
心の中の世界を描いているんだろうなぁ?
ということは何となく理解できた

映画館で予告編を何度か見たときの印象は
怪獣たちが遊園地にいるような
着ぐるみのように見えたので
子供向けファンタジー作品?と思ったが
これは大人に"愛"の必要性を訴えるための
映画なのね、と理解した

子供はいつだって親に自分を見てもらいたい
そして褒めてもらいたい
だから
こっちを見て!ここにいるよ!光線を
いつも放っている

それが結果的にいたずらや、悪さとなって怒られても
全く見てもらえないよりはずっといい

そんな親の反応に
子供は少なからず安心するのだ!

ただ、それはあくまで子供ならではの
自己中心的な考えで
いろんな親の反応を経験して次第に相手の立場に気づき
我慢を憶え、おとなになってゆく…

『かいじゅうたちのいるところ』は
そんなガラスの少年時代の傷つきやすい心の中を
描いた寓話的映画なのだ

今読んでいる宮本輝さんの小説に
親に構ってもらえなかった子供が
ウソの咳をして周りの気を引こうとした…
というくだりがあるが
自分のことを見てもらえないと感じている子供は
おとなが思っている以上に孤独を感じている

この映画はそんな傷つきやすい子供の心を題材に
おとなたちに愛の必要性を説いている
おとな向け作品で
決してファミリーで楽しむための
ファンタジー作品ではないのです!

ただ原作の絵本を読んでいないので
絵本に描かれている怪獣たちがそのまま
あのような着ぐるみ風キャラクターに
なっているのかはわからないが
絵本を読まないで観ると
かなり変な感性の映画に観えてしまうのは
私だけなのだろうか…?


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