映画 『ラブリーボーン』 レビュー

子に先立たれた親の悲しみは計り知れない!?

泣ける度☆☆☆☆ オススメ度◎◎
ラブリーボーン
監督 ピーター・ジャクソン/原作 アリス・シーボルド/音楽 ブライアン・イーノ
脚本 フラン・ウォルシュ 、フィリッパ・ボウエン 、ピーター・ジャクソン
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、テッサ・ロス 、ケン・カミンズ 、ジェームズ・ウィルソン[製作]

【ストーリー概要】
弱冠14歳で殺されてしまった少女スージー・ボーンが
残された家族や友人たちの悲しみから立ち直っていく姿を
この世とあの世の狭間から見守り続けるファンタジックムービー

【レビュー】
賛否両論、何やら物議を醸し出している作品だが
この映画で監督が本当に伝えたかったことは
やはりよく解からなかった・・・


私の独自解釈は
たとえ殺されても
いつまでも犯人を恨んでいたりしては誰も幸せにはなれない
すべてを受け入れ、前に進んでゆくことが
本人にとっても残された家族や周りの人にとっても
幸せにつながってゆくのだ
というところだろうか…?


この世には成仏できずに彷徨っている霊があるという
とくにやり残したことや人を恨みながら死んでいった場合
霊魂は成仏できず地縛霊などになり
この世に居続けるという

まさにこのスージー・サーモンは
そんな状態の霊魂なのだろう

最初は自分が殺されたことも解からずに
父親や母親に叫びかけ助けを求める
だが次第に自分がいる場所(まだ天国ではない)に
気づき始め自分が殺されたこと
犯人が誰かを必死に家族に伝えようとする

が、自分がそういう思いでいる限り
残された家族は幸せにはなれないことを感じて
この世への未練は捨てて、後戻りせずに前へ進んで行こうとする

霊魂も恨みを忘れないと成仏できないのだ
そんな霊の思いは現世に残された人たちにも伝わり
その人たちも幸せになれない…

でも子供に先立たれてしまった親の悲しみは
たとえそれが病死であれ事故死であれ
計り知れないものがあると思う
ましてやそれが殺人だったら
その悲しみの何百倍もの恨みが
残ったとしても不思議ではない

そのあたりの表現はさすがピーター・ジャクソン監督
来世へのまだ見たことのない世界と
愛娘を失った父親の悲しみでその世界に起こる様々な現象を
お得意の特撮を交え思う存分表現している

ラブリーボーン2


愛する子供を失った家族がその死を乗り越えて
支え合って励まし合って生きて行けるほど
すべての人が仏さまのような悟りの心を
持ち合わせているわけはないのだ!というのも解かる

弱い人間はこの映画の母親のように
家族の傍にいることすらできないだろう

でも、そんな恨みや悲しみを癒してくれるのは
やはり時間なのだろう…



犯人逮捕に、まったく頼りにならない警察や
霊として犯人になにもできないスージーなど
観ていて歯がゆい展開も多々あるが
この映画は人としての生き方や考え方を
改めて観ている人たちに問う
仏教的?宗教的悟りテーマにした映画なのだろう

もうひとつ解からなかったのは
小枝を飲み込んで死にそうになった弟のバックリーを
無免許なのに必死に病院まで運転し
助けたスージーにリンお祖母さんが言った
「この世で人の命を救った人間は長生きするよ」
という一言は何の伏線だったのだろう???
だからまっすぐに天国へ行けずに
この世との堺をを彷徨ってしまったのか?

それにしても主演のシアーシャ・ローナンは
文句なくカワイイ!
次期ハリウッドを背負ってっ立つ大女優になるに違いない!



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