映画 『しあわせの隠れ場所』 レビュー

そのサイドに立たなければ見えないもの・・・


泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎
THE BLIND SIDE
監督・脚本 ジョン・リー・ハンコック/原作 マイケル・ルイス[作家]
製作総指揮 モリー・スミス 、ティモシー・M・バーン 、アーウィン・ストフ
音楽 カーター・バーウェル


【概要】
ホームレス同然の生活をしていた黒人少年に、裕福な家族が手を差し延べ
プロのアメリカン・フットボール選手になった実話を映画化した感動的なヒューマンムービー

【レビュー】
ブラインド‐サイド【blind side】
1(片目の人の)見えない側(自分で気づかない)無防備[盲点]になっている側[方向]弱点.
2ラグビー・アメリカンフットボールなどで、タッチラインまでの攻撃スペースが狭い方のサイド
〈人の〉弱点[盲点]を突く;不意をついて打撃を与える;〈相手チームを〉ブラインドサイドから攻撃する.

この映画の原題『THE BLIND SIDE』 とは辞書を引くとこういう意味らしい
まさにこの映画のテーマ言わんとしているところが
この題名にすべて表されている。
なので邦題の『しあわせの隠れ場所』では
この映画が伝えたいことはさっぱりわからないのだ

この映画の“見えない側”とは正に、お金持ちから見た貧乏人のこと
アメリカはMoney Moneyの典型的な資本主義社会
成功者は巨万の富を掴むことができるが
反対に貧乏人は住むところも食べるものもなく
教育すら満足に受けられない

そんな中でこの映画の主人公である“マイケル・オーア”は
とてもラッキーな青年と言える
スラム街で極貧生活を送っていたがあるきっかけから
“リー・アン”によってお金持ちの家に迎え入れられ
きちんとした教育を受けさせてもらい
次第にアメリカン・フットボール選手としての才能を開花させ
プロのアメフト選手として成功してゆく

THE BLIND SIDE2


彼を迎え入れた一家も
彼の生い立ちや今までの境遇を知るに連れ
それまで自分たちが気づかなかった生活
THE BLIND SIDEをより深く知るようになり
改めて自分やそのまわりの生活を見つめ直し、共に成長してゆく
しかもこれは実話なのだ!
そして物語の形を借りてアメリカの白人社会と黒人社会の溝を
浮き彫りにした格差社会へのアンチテーゼにもなっている。

ホームレス同然の生活からプロのアメフト選手として成功し
現在も活躍するアメフト選手の実話を題材にし
アメフト用語と格差社会とを比喩したTHE BLIND SIDEという原題は
非常によく考えられたタイトルなのに
またもや集客のためか『しあわせの隠れ場所』という邦題をつけたことで
せっかくこの監督が訴えたかった大切なテーマがボケて
解りづらくなっているのが勿体ないと思う。

この映画に出てくるキリスト教信者のように日本の大金持ちの人たちも
キリスト教的慈愛精神があれば
ホームレスや派遣村に並ぶ仕事にあぶれている人たちを
救済できるのに・・・と思いますが?


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