のだめカンタービレ 最終楽章 後編 映画レビュー

前編♪音楽感<後編♥恋愛感


泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
のだめカンタービレ最終楽章
監督 川村泰祐/脚本 衛藤凛/原作 二ノ宮知子


【概要】
累計発行部数3300万部を突破し、日本中にクラシックブームを巻き起こした
大人気コミックス「のだめカンタービレ」のTVドラマシリーズの完結編として
映画化された2部作の後篇


【レビュー】
私が「のだめカンタービレ」を初めて知ったのは
今から5年ほど前
知り合いのCMディレクターが“クックック”と
笑いながら読んでいたコミックが「のだめ…」でした。

借りて読んでみるとゴミの部屋で暮らすピアノ科の音大生
“のだめ”こと野田恵が主人公のクラシックを題材にした物語で
掃除や料理はまるでダメだがピアノは天才的な要素を持つという
他に類を見ない設定が、確かにおもしろい!と思いました。
それがTVドラマになると聞き、さっそく見ましたが
〈第一印象はコミックと役者のイメージが違うな〉と感じ
期待していたもの以上ではなかった
でも、回を追っていくうちにTVドラマも
独自の世界観を作り上げて
これはこれでありかな?と思うようになりました。

そして、去年の暮れに公開された
『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』
期待以上のできに後編を楽しみにして観てきたのですが…



前編のレビューでも書いた(Yahoo映画にて)
クラシック音楽のオーケストラの大迫力は
後編では少し後退したように感じました。

清良のブラームス「ヴァイオリン協奏曲」
Ruiのラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」
のだめのショパン「ピアノ協奏曲第1番」
そして、千秋とのだめが奏でる
モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ」
とそれぞれの曲は、それはそれで素晴らしかったのですが
前編のマルレオーケストラを甦らせた
千秋のチャイコフスキーの「序曲1812年」
のときに感じたような心揺さぶられる迫力のようなものが
今回の演奏にはあまり感じられませんでした。

その代りに映画はふたりの恋の行方に
グッとスポットを当てて描いています。



本来、大ピアニストになることなど
微塵も考えていなかった音大生“のだめ”が
あこがれの千秋先輩に近づきたくて
パリまで追っかけて行き
千秋先輩と同じステージに立ちたい一心で
自分の苦手だった楽譜を見てキチンと演奏する
テクニックを身につけるべく
頑張って授業と格闘する日々

友達の清良のように有名コンクールへ出て上位入賞すれば
千秋と共演という夢もきっと叶うはず
でも厳しいオクレール先生は
コンクールに出ることすら許してくれない
ただの音大生では
千秋との音楽での距離はどんどん開いていく
そんな焦りの中、ふと舞い込んだ
シュトレーゼマンと共演という華々しいデビュー
その演奏にエネルギーを注ぎ込んだ“のだめ”は燃え尽きてしまう
再起不能と思われた“のだめ”を救ったものは…



音楽は文字通り「音」を楽しむもの
クラシックの演奏家は
難しい曲を弾きこなさなければならないので
テクニックに磨きをかけることも重要で
かなりの練習量が必要なのも仕方ないが
やはりその演奏自体が楽しくなければ
聞いている人にその音楽のよさは伝わらない

画家は毎日、キャンバスに向かうし
書道家は毎日、筆を取る
でも、その過程は苦しくても
やはり好きだから続くので
今日よりも、さらにいいものを
永遠に求め続けていく
その活動に終わりはないのです。

のだめと千秋も結局、音楽が好きだから
音楽によって出会って、
お互いの音楽の才能に惹かれ
音楽を追い求めて
音楽で悩み
でも最後はその音楽で結ばれる?

のだめの心を取り戻す千秋の行動には
ジーンときて思わず涙を誘われます。

コミックから始まった『のだめカンタービレ』
音楽好きには永遠に心に残る名作に
この映画が昇華してくれたのではないでしょうか?


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