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オーケストラ! 映画レビュー

心ゆさぶられるチャイコフスキーに感涙!


泣ける度★★★★★ オススメ度◎◎◎◎◎
オーケストラ!
監督・脚本 ラデュ・ミヘイレアニュ/脚本 アラン=ミシェル・ブラン、マシュー・ロビンス
音楽 アルマン・アマール



【映画解説】
かつて一流オーケストラの天才指揮者だったが、今は清掃員として働く主人公が
ある目的のために偽の管弦楽団を編成し、パリの一流劇場でチャイコフスキーの
バイオリン協奏曲を演奏する奇跡の物語


【映画レビュー】
私はそれほどクラシック音楽に詳しい方ではないが
最近のクラシックブームを支えるほとんどの人は
『のだめカンタービレ』の影響でファンになった人たちなのでは?


日本というお国柄のせいなのか
『のだめ…』以前のクラシックはある一部の人たちの音楽で
一般大衆の人たちとは
かなり距離がある音楽だった気がする

だがヨーロッパに行くと全く違う
クラシックが街中にあふれているのだ
パリの街角などはクラシックを演奏する
ストリート・ミュージシャンも少なくないし
オペラなどクラシックを題材にした歌劇も
普通に中学生や高校生がおしゃれして観劇し
幕間に社交の場で語り合っている

コンサート劇場に入れない人たちは
その屋外に映し出される街頭ビジョンなどで
オーケストラの映像を観ながら
じっとクラシック音楽に耳を傾けている
人々の生活の中に
ごく自然にクラシックが根付いているのだ

そんな日本とは比べようもない
恵まれた環境の中で作られた
この映画を観たときに真っ先に感じたのは
やはり日本人にはこんな映画は作れないなぁ…
という悔しさだった


『のだめ…』はそれなりに良い映画だったが
本作はクラシックの捉え方、感じ方、扱い方が
やはり日本人スタッフの作る映画とは圧倒的に違う!


監督のラデュ・ミヘイレアニュは
ルーマニア生まれのユダヤ人なのに
フランス映画らしいユーモアが
いたるところに散りばめられていて
後半の演奏シーンとのギャップに
厳しい批判もあるようだが

そのシーン撮影だけに3か月もかけたという
ラスト12分間のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の
オーケストラ演奏シーンと
アンヌ=マリー・ジャケとアンドレイの関係を解き明かす
数々のカットバックシーン
それだけで観客を剃涙へと引きずり込む見事な演出
そこには台詞を必要としない
圧倒的な音楽の力がすべてを物語っている


『のだめ…』の前編で
千秋がルー・マルレ・オーケストラを甦らせた
チャイコフスキーの「序曲1812年」
の名演もかなり感動したが
本編のチャイコフスキーのバイオリン協奏曲は
アンヌ=マリー・ジャケのソロが始まった途端
それまで忘れていたボリショイ管弦楽団員たちの
プロのクラシック演奏家魂に火をつけた

誰もが今まで聴いた事のない
究極のハーモニーへと導いていく様は
鳥肌が立つくらいの高揚感を憶える


ジャケ役のメラニー・ロランのバイオリンも
わずか4カ月の練習であれだけの指さばきを
身につけたとは思えないほどの鬼気迫る名演
改めて役者の集中力の恐ろしさに感服した


現実にはあり得ない30年ぶりの偽オーケストラの演奏や
少しエスプリを効かせすぎたユーモアの数々など
『のだめ…』のギャグにも劣らない演出に
ご不満の方もおられるだろうが
純粋にクラシック音楽が好きな人
私も含め『のだめ…』を観てクラシックファンになった
俄かクラシッカーの人たちにもぜひ観て欲しい
クラシック音楽映画の名作だと断言する!

オススメ映画だ!



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