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春との旅 映画レビュー

たいせつなのは血のつながり?心のつながり?



泣ける度★★★★★ おススメ度◎◎◎◎◎
春との旅
監督・脚本・原作 小林政広/音楽 佐久間順平


【映画解説】

足が不自由な元漁師の祖父と仕事を失った19歳の孫娘が
疎遠だった親族を訪ね歩く旅に出る姿を通し、人間の心の機微を描いたヒューマンドラマ


【映画レビュー】
最初はこんな映画じゃ泣けないぞ!
と、思いながら
最後は号泣している自分がいた

私が人生の折り返し地点を過ぎたからなのか
ひと月ほど前に父を亡くしたからなのか
とにかくこの映画には感情移入してしまった

本作の主人公“忠男”(仲代達也)と
その孫娘“春”(徳永えり)の家庭環境は複雑だ

足の不自由な、わがまま爺さんが家を飛び出し
その後を追って健気に面倒を見る孫娘との二人の旅から
この映画はいきなり始まるのだが
最初はこんな展開でおもしろくなるのか?
と、なかば諦めつつ観始めたが
この旅が孫娘が都会に出て一人で暮らすために
この足の悪いお爺さんの兄弟を訪ねて
面倒を見てもらう交渉のための旅だと
次第に分かってくる

尋ねるお爺さんの兄弟とのやり取りの過程で
このお爺さんの頑固でわがままな性格から
何年も兄弟と疎遠だったこと
孫娘“春”の母が自殺したこと
漁師の博打と言われている
ニシン漁にこだわり続け財産を使い果たしてしまったこと
などが段々と分かってくる

結局、頼って訪ねて行った兄弟たちの
誰ひとりとして
忠男を受け入れようとはしないのだが
思わぬ人からの温かい一言を
丁重に断りながらも涙ぐむ“忠男”の表情に
自分の思いとは裏腹に
あえて人生の厳しさを受け入れた決心が表れていた


この映画は
今、日本が抱えている老人問題を
別の角度から鋭く描いている映画とも言える

日本全国で老人の孤独死がときどきニュースになるが
この映画の中のセリフにもあるように
公共の老人ホームは何百人という予約待ちでとても入れず
私営の高額なホームにすんなり入れるほど
すべての老人が財産を持っているとは、とても思えない

これから更に高齢化になっていく日本で
事業仕訳によって省いた無駄な予算を
そういった高齢者施設に投入してほしいものである


日本人の心の機微に触れ
本気で泣きたい人にオススメの日本映画だ!






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