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アウトレイジ 映画レビュー

ただの殺し合いでは賞は取れない?


泣ける度☆   オススメ度
アウトレイジ
監督・脚本 北野武/音楽 鈴木慶一



【映画解説】
アウトレイジは極悪非道を意味し、登場人物すべてが悪人という
ヤクザの世界で男たちが生き残りを賭ける、異色のバイオレンス・アクション。


【映画レビュー】
前評判に期待して『アウトレイジ』を観てきたが
ハッキリ言ってガッカリである
あの内容で賞を狙いに監督自ら会場に出向いたのは信じられない


ヨーロッパ、特にフランスやイタリアの映画監督には
リュックベッソンやガイリッチーなどの
アクションものやハードボイルドものの
得意な監督の作品がたくさんあるので
いくら日本の“YAKUZA”とはいえ
あのくらいの殺しには慣れっこだろう

本場のマフィアに慣れている?欧米の人たちに
バイオレンスアクションと称して
拳銃を撃ちまくったり、殺しまくっても
それがどしたの?的な反応だったろうと思われる

少し前に『あるいは裏切りという名の犬』という
オリヴィエ・マル シャル監督の
フレンチノワール映画が評判になったが
同じように暗黒街を描いていても
裏切りなどに対する悔しさ、女に対する嫉妬など
人間の心の機微や葛藤にスポットを当てている
今回の北野作品『アウトレイジ』には、その辺の描写が足りない
巨大暴力団組織にいいように使われ、裏切られてゆく
大友組の組長・大友(ビートたけし)の悔しさや
組を守ってゆくための葛藤などがもっと描かれていれば
それなりに好評価につながったのでは?

『キッズ・リターン』や『あの夏、いちばん静かな海』など
元来、人間の心の葛藤を描くのが上手い北野監督だから
あえて今回そういった部分をカットして
暴力の嵐を描いて見せたのかもしれないが
同じ不条理な殺しを描くなら
“ガイ・リッチー”や“タランティーノ”の描く
リズミカルな描き方の方が断然スカッとして切れがいい

今村昌平監督の『うなぎ』が
第50回カンヌ映画祭でグランプリを受賞したのは
妻の浮気に逆上し殺してしまった男、山下拓郎の
殺したいほど愛していた『愛』を描いていたからだ

日本のやくざ映画にファンが多いのは
彼ら裏社会の人一倍熱い義理人情が
人間が本来持っている心の琴線に触れるからではないのか?

やはり人を感動させるためには
“心”を描く必要があるのでは?

そういった意味でも今回の北野監督の描いた“殺し”は
欧州の人たちには中途半端に映ったのではないか?

北野映画ファンには、ぜひ観て確かめてほしい作品だ





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