BECK 映画レビュー

永遠のギター小僧必見!音楽魂が甦る!



泣ける度☆☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎
BECK
監督 堤幸彦/脚本 大石哲也/原作 ハロルド作石
音楽 GRAND FUNK ink


【映画解説】
メジャーデビューを目指して奮闘する高校生たちが
さまざまな試練を乗り越えていく姿を描く
ハロルド作石による人気音楽マンガを
堤幸彦監督が映像化した青春音楽ムービー


【映画レビュー】
人気コミック『BECK』が映画化されるとなれば
永遠のギター小僧である吾輩が観に行かない訳にはいかないな
と思い、さっそく映画館へ・・・

映画化のために、あんなイケメンばかり揃えて
肝心のBANDの演奏は大丈夫か?と心配でしたが
やっぱ、俳優ってすごい!
短期間の集中練習であれだけ弾けるようになっちゃうなんて!
アップの指使いとかは
プロの吹き替えを使っているのでしょうが
取りあえずある程度までは弾けないと
ライブの乗りもガタガタになっちゃうだろうから
それぞれのパートが、結構サマになっていたところに
猛練習の跡を感じました。

原作の方は、友達の漫画好きに前から勧められていて
読もう読もうと思ってたのですが
結局、映画が先になってしまった・・・

原作の『BECK』は
天才ギタリストの“南竜介”と
天使の歌声?を持つ“田中幸雄” (通称:コユキ)との
出会いから始まるバンド“BECK”の成長の様子を描いているらしいけど
映画化に当ってファンの誰もが心配していたのは
“コユキ”の歌声と歌唱力

映画で最初にコユキの歌が凄いことを知るのは
竜介のバイト先の釣り堀で
真帆が歌う“DYING BREED”の曲をコユキが口ずさんだ瞬間
その歌声に真帆が圧倒されるシーンだが
実際には歌声は聴こえず、不思議な効果音と情景のカットバック
コユキの口パクで、その神秘的な歌声が表現されている
そのシーンを観た瞬間
「おっ!さすが堤幸彦、最後の最後のコンサートシーンまで
この神秘的な歌声を取っとくのね!」やるなぁ・・・
と思って、最後のコユキの歌声までワクワクしていたのに
ラストの“グレイトフル・サウンド”でのクライマックスシーンでも
同じように英語の歌詞のスーパーだけで歌声を聴けなかった途端
「最後の最後も口パクかよ!そりゃないぜ!」と
ガックシきてしまったのは私だけではないはず

そりゃあ、誰もがウットリと聴き惚れて
陶酔してしまうような歌声の持ち主は
そう簡単に見つかるものじゃないと思うけど
吹替えでもいいから最後クライマックスは堤幸彦なりの“天使の歌声”はコレ!
というものを聴かせて欲しかったですね。

ずっと前に読んだ村上龍の「コインロッカーベイビーズ」に
“ハシ”と“キク”という主人公がでてくるのだけれど
その“ハシ”も一度聴いたら誰もが痺れてしまうような
この世のものとは思えない歌声の持ち主で
あの小説も確か映画化されたような記憶があるけど
(スミマセン私の勘違いでした、これからだそうです・・・)
聴いた人の誰もが圧倒され痺れてしまうような歌声を見つけたら
それだけで、こういう映画は、ほぼ完成したと言ってもいいでしょうね!
(ハリウッド版コインロッカーベイビーズはどんな声を選ぶのか楽しみです)


噂によると今回は原作者の“ハロルド作石”の強い希望でそうなったとか?
でも、実写で映画化したんだから
やっぱり音楽に一過言あるという堤監督なら
原作者と戦って欲しかったですね

でも、一度聴いたら忘れられない歌声となると
『もののけ姫』の“米良美一”みたいな人に
なっちゃうんだろうなぁ・・・?


私がロックにハマっていたのは1970~1980年代で
やっぱり“LED ZEPPELIN”や“DEEP PURPLE”なんかの
ギターフレーズに聴き惚れていましたが
BECKといえば“JEFF BECK”で
この映画のテーマ曲の
“LED HOT CHILI PEPPERS”や“OASIS”は
一つ後の世代(いや二つ以上かも)で
堤監督は同年代なのにテーマ曲も
やはり原作者のハロルド作石の世代になっているのが
ちょっと悔しかったというか時代を感じました
ロックは‘70年代か‘80年代に行くところまで行ったと思っている私には
何でレッチリ?何でオアシス?という感じでした・・・

でもイケメンの俳優たちも凄く頑張っていて
堤監督自身が語っているように
原作のイメージを裏切らない“本気”のバンド感は
しっかりと伝わってきたし
『ソラニン』のときにも感じた、あの頃の熱い想いを
久々に感じさせてくれた傑作バンドムービーです

オヤジバンドで未だに頑張っている方々も
あの頃の熱い想いを思い出したい人には
ぜひ観てみていただきたい作品です。

でもBECKのメンバーではなく“斎藤”役のカンニング竹山が
自分に見えてきてしまっても知りませんよ・・・(笑)





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