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武士の家計簿 映画レビュー

新しい視点の時代劇、配役もパーフェクト!



泣ける度★★★☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎ 武士の家計簿
監督 森田芳光/脚本 柏田道夫/原作 磯田道史/音楽 大島ミチル


【映画解説】 磯田道史原作の「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を森田芳光監督が映画化
“そろばんバカ”と呼ばれた加賀藩御算用者の下級武士が、そろばんの腕だけで一家を支え
藩の財政を切り盛りしていく姿を描く異色時代劇



【映画レビュー】
『武士の家計簿』というタイトルだけで
なぬっ?と興味をそそられる

古書店で偶然発見された
幕末期の下級武士の家計簿を基にした実話で
チャンバラシーンは一切なく
まったく新しい視点で描いた異色の時代劇だ!


加賀藩の御算用者(会計係)として
先祖代々仕えてきた猪山家
その八代目の当主、猪山直之(堺雅人)は
剣の腕はからきしだが
そろばんバカと言われるほど
計算と帳簿付けには、天才的才能を発揮し
めきめきと頭角をあらわしていく

加賀百万石と言われるだけあって
加賀藩には100人を超える御算用者(会計係)が
働いていたらしい・・・
100人といえば現代でも中堅どころの
りっぱな会社組織だ
その中でそろばんだけで出世するのは
並大抵の腕ではない!?

そんな直之が自家の借金が嵩み
財政が逼迫していることを知る
このままではお家は潰れてしまうと
年収の倍の6000匁の借金を返済するべく
恥も世間体もかなぐり捨てて
家財一式をすべて売り払い借金返済に充て
残りの借金を計画的に返済するべく
家計立て直し計画を直之が中心になって断行
猪山家の極貧倹約生活が始まる・・・

時代劇と言えば、武士道や仁義、忠義などがテーマで
それゆえの心の葛藤や敵討ちなどを描いたものが殆どだが
この映画の描く武士社会は
現代の私たちの生活と同じような視点で描かれていて
今の自分たちの暮らしと比べながら観ることができ
いろんな点でおもしろい

体面を重んじる武士社会だからこそ
苦しい家計でも、それを繕うために
借金を重ねてしまうという構造が
今の消費者金融などへの多重債務と重なり
いつの世も我慢と自制の強い意志が必要なのだと
改めて考えさせられる

実直で融通が利かないが
そろばんの腕は加賀藩随一という猪山直之の役に
境雅人はピッタリの嵌り役だ
そんな直之を支える献身的で芯の強そうな妻“お駒”も
仲間由紀恵の健気さ勝気さがいい
その他、直之の父、猪山信行役の中村雅俊のおとぼけぶり
直之の母、猪山常役の松坂慶子のお気楽さ
おばばさまの草笛光子の凛とした感じも
すべての役者がそれぞれの役回りにピッタリと嵌っていて
森田監督の力量を改めて感じた

時代劇が苦手な人にも
食わず嫌いせずにぜひ観て欲しい
新しいタイプの時代劇だと思う





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