SPACE BATTLESHIP ヤマト 映画レビュー

この薄っぺらさは何なのだろう?



泣ける度☆☆  オススメ度
ヤマト
監督 山崎貴/脚本 佐藤嗣麻子/原作 西崎義展/音楽 佐藤直紀


【映画解説】 公式サイトはこちら⇒
長年にわたって愛されてきたテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を
『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が日本最高峰のVFXチームを率い
最新CG映像技術を駆使した実写版の映画化。


【映画レビュー】
あの国民的人気を博した「宇宙戦艦ヤマト」の実写化
ということで、あの頃小学生だった今の40代アニメファンには
上映前からかなり期待されてきた『SPACE BATTLESHIP ヤマト』
私はテレビアニメが放送されたときには、すでに高校生だったので
あまり見ていないのだが
主題歌の「さらば~地球よ~♪…」はよく覚えている。

当初はあまり観る気はなかったのだが
TVでのプロモーションが盛んに行われていたのと
監督が『ALWAYS三丁目の夕日』の山崎貴監督と聞き
取りあえず観に行ってきた・・・

第一印象は、
何で日本のSF映画はこんなに薄っぺらくなってしまうのか?
という、またもがっかりの感想だった。
アニメのイメージを大事にしているのかは判らないが
まあ、主演に木村拓哉&黒木メイサで観客動員数を稼ぐのは
百歩譲って仕方がないとしても
まわりを固める俳優は超一流のベテラン陣で
錚々たる顔ぶれだ
なのに、何故か薄っぺらいのだ!

沖田艦長役の山崎勉は『おくりびと』のときのような
独特の癖がまるで感じられないし
徳川機関長役の西田敏行も人間臭さがまるでない
演出の仕方なのか?なんか真に迫る感じがまるでないのだ
他にも、堤真一、橋爪功、緒方直人、高島礼子などなど
日本アカデミー賞受賞級の役者が勢ぞろいしているのに
その巧さや良さがまるで出てない
なぜか柳葉敏郎と池内博之はハマってたけど・・・(笑)

同じSFものでも『スター・ウォーズ』は
薄っぺらさはまったく感じないし
ハリソン・フォードやナタリー・ポートマン
ユアン・マクレガーなども
ちゃんと本物の未来の船長や未来の女王
ジェダイの騎士になりきっていて
映画の重厚さに一役買っていた。

予算のかけ方が違うと言ってしまえばそれまでだが
「日本映画初の本格SF」と称している割には
CGもこんなものなの?ヤマトの艦内のセットはこれかよ?
といったレベルになっている。

だいたいからして2194年といえば
今から184年も経っている設定なのに
艦内のディスプレイはまだ液晶?
宇宙船のスイッチがレバー式???というチープさ
セットデザインにもシド・ミード級のデザイナー使って
もっと金かけて欲しかったですね、山崎監督・・・
28年も前に作られた『ブレード・ランナー』のほうが
まだ本物ぽかったよ(笑)

原作がアニメということで
その雰囲気を壊さない設定だったのか?
それとも役者が割り切って演じていたのか?

いずれにしても、もともとは大日本帝国海軍の誇る
戦艦大和がモデルでヒントだった『宇宙戦艦ヤマト』だが
TV放映された1974年なら戦後30年ほどなので
最後の“古代進”の台詞は判るだろうが
今の人たちには戦艦大和が撃沈覚悟で出港していった
悲劇のエピソードも知らない人が多くて
まるでピンとこなかったんじゃないか?

木村拓哉はもう“キムタク”しか演じられないと思うので
TVの恋愛ドラマかスマスマのコントドラマで我慢して
映画には出ないほうがいいんじゃない?と
思ったのは私だけでしょうか???

プロモーションのときの話によると
日本最高峰のVFXチームが最新技術で作った
今まで観たことのないCGが完成したと言っていたが
ハリウッド映画と比べたら大したことなくて
エンディングテーマをスティーブン・タイラーに歌わせたことに
お金を使い過ぎちゃったんじゃない?と
思ってしまったのです・・・





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