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ソーシャル・ネットワーク 映画レビュー

傷ついたプライドと孤独から生まれたSNS


泣ける度☆☆☆☆☆ オススメ度◎◎◎◎◎
ソーシャルネットワーク
監督 デヴィッド・フィンチャー/脚本 アーロン・ソーキン/原作 ベン・メズリック
製作総指揮 ケヴィン・スペイシー/音楽 トレント・レズナー、アッティカス・ロス


【映画解説】 公式サイトはこちら⇒
ハーバード大学在学中に世界最大のSNS「Facebook」を立ち上げたマーク・ザッカーバーグ
その誕生にまつわる様々なエピソードを描いた伝記ドラマ


【映画レビュー】
全国の秀才たちが目指すT大学
その学生や卒業生たちに共通するとよく言われるのが
「日本一の教育を受けてきた自分たちが、間違っているはずはない」
という独自の自信とプライド。

私のような凡人には、彼らの考え方も価値観も
たぶん一生、理解できないのではないかと思う。

本作の主人公マーク(ジェシー・アイゼンバーグ)も
その種の価値観を持つ、天才学生の一人だと思う。
名門ハーバードでトップの成績を持ち
自分がいかに優秀かまくし立てた挙句、彼女に振られたマークは
酒に酔った勢いで大学内のコンピュータに侵入し
全女子学生を比較し、よりセクシーな方を選ぶ
“フェイスマッシュ”というサイトを一晩で立ち上げ
たった2時間で22000アクセスを稼ぎ出して
ハーバード大学全体のシステムをクラッシュさせてしまう。

一躍、ときの人となったマークだが
その結果、ハーバード大学の全女学生を敵に回してしまい
酔いに任せてブログに書いた彼女の悪口も見られてしまい
彼女との関係は最悪の状態に・・・
ただでさえ人付き合いが苦手で友達の少ないマークは
ますます孤立する。

だが彼の才能に目をつけたエリート候補の先輩学生たちが
(米国のエリートは知力と体力を兼ねていることが必須らしい?)
ハーバードの名簿を利用して友達の輪を広げ、エリート人脈作りに利用できる
新しいサイトの話を持ち込んでくる
それが世に言う“フェイスブック”の始まりだ。

ただ、マークは先輩たちの言う事は聞かずに
ルームメイトのエドゥアルドに資金援助させ
自分たちだけでthefacebook.comを立ち上げてしまう。

やがて、そのサイトを見た
すでに“ナップスター”という音楽サイトで成功し
ネットビジネス界の寵児となっていたが
全米レコード工業会からの著作権裁判で負け
巨額の賠償金を抱えていたショーン・パーカーが
それを一気に挽回するチャンスとばかりに、マーク達に近づいてくる。
CDを売れなくした伝説の超有名サイトの創始者ショーンに認められたことが
マークの自尊心を更に勇気づけ
ショーンに勧められるまま、大学を中退して西海岸へと渡り
フェイスブックに専念する道を選ぶ。

ショーンの考え方に共感したマイクは
彼の紹介で“フェイスブック”をシリコンバレーのIT関連の投資家たちに売り込み
潤沢な資金を基にショーンと組織を拡大させてゆく。
そして、ついにフェイスブックは100万人を突破する巨大サイトへと進化してゆくが
その陰には、裏切り、やっかみ、嫉妬、権力争い、の末の代償が待っていた。


天才ハッカーから10億ドル企業のCEOへと一気に上り詰めたマークの情熱の源
それはプライドを傷つけられたというとてつもない怒り
そして5億人と友達になれる巨大サイトが生れた理由は
人付き合いが下手な彼がいつも感じていた孤独感
彼が他人を気遣い思いやる心を持ち、たくさんの友人を持っていたなら
このサイトは決して生まれなかったろう・・・

それはたぶん、T大学の学生たちにも通じる
ある種の自信とプライド
自分と同等かそれより上の能力しか認めず寄せ付けない独自の価値観
心で通じ合える友ができないという寂しさが
本名で登録し知らない人でも5億人と友達に慣れる
フェイスブックというまったく新しいSNSサイトを作り上げたのだ。

ルームメイトで初期の共同経営者でもあるエドゥアルドに
6億ドルの訴訟を起こされたのに
マークは大切な友を裏切ったとは感じてなかったのかも知れない?
フェイスブックというサイト自体に
とてつもない可能性を感じていたマークやショーン
反対に広告を入れないと利益は生まれないと思っていたエドゥアルド
商品化することはフェイスブックの価値を殺すこと
だから、ああするしかなかったのだと平然と語るマイク
二人を決裂させた理由は
一言でいえば価値観の違い?


富、権力、社会的地位、知識、アイデア、友情、愛情・・・
人それぞれに、一番たいせつにしているもの、価値を感じているものは違う
天才と言われる人たちは、何をたいせつにしているのか?
日本でも実際にX世代といわれる、IT分野で巨万の富を築き
六本木ヒルズ辺りに暮らす人たちが、手に入れたもの、失ったものは計り知れない?


デヴィッド・フィンチャー監督の
リアルさを追求するために計算された猛スピードのセリフ回しの応酬
今の米国を象徴する、人付き合いは苦手だが孤独はもっといやだ
という想いから広まった、SNSというPCを相手に語るシステムの光と影
天才ハッカーが最短距離で250億ドルの資産価値を持つ
ネットビジネス会社のCEOへと上り詰める
現代ならではのシンデレラストーリー


本当にたいせつなものとは何なのか?を
改めて自分自身に問いかけるきっかけとなった
貴重な映画だった・・・





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